ゴールデン・エイティーズのレビュー・感想・評価
全1件を表示
普遍的な愛、というものは存在しないのかもしれない、と思った「ゴール...
クリックして本文を読む
普遍的な愛、というものは存在しないのかもしれない、と思った「ゴールデン・エイティーズ」
結婚を誓ったのに、さらりと元の好きな人と関係を戻してしまう男。ずっと君が忘れられなかったんだ、と言いつつ、すぐに若い女と結婚した男、
そんな不安定で、よくわからない愛より、信じられるのは、長い時間をかけて築いた信頼関係だけかもしれない。きっと、ブティックの夫婦の関係がいちばん幸せだ、
物語の舞台は、地下のショッピングモール。婦人専用美容室とブティックと喫茶店がある。美しくなる場所、着飾る場所、何かを飲み食いしながら、人の噂話をする場所、と、どこも欲望と結びつく場所だ、
そして地下という性質も相まって、みんなが欲望を隠さない。地下のショッピングモールとは、欲望を発散させる装置なのだね、
女たちの甲高い歌声は、わたしにとっては、
不協和音だった。服装もみんなカラフルで可愛くて、歌もパワフルでたのしいのだけれど、なにかが、不快だ。愛や噂や悩み事に振り回される毎日を、覆い隠すように、彼女たちは、声を張り上げて歌い続ける、
コメントする (0件)
共感した! (1件)
全1件を表示