「敵役のリチャード・ウィドマークの名演に尽きると言ってもよいと思います」ゴーストタウンの決斗 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
敵役のリチャード・ウィドマークの名演に尽きると言ってもよいと思います
ジョン・スタージェス監督の決斗3部作の2作目
「OK 牧場の決斗」 1957年
「ゴーストタウンの決斗」1958年(本作)
「ガンヒルの決斗」1959年
3部作といってもお話は別々ですし、タイトルに3作とも決斗とつくのは邦題だけのことです
タイトル通り、ゴーストタウンでの決闘がクライマックスになります
敵役のリチャード・ウィドマークが特に目立っており、主演のロバート・テイラーを食ってしまってます
観終わってみれば主演の顔はおもいだせず、クリント役のリチャード・ウィドマークの不敵な面構えだけしか記憶に残っていない始末です
前半は退屈、後半になってまあまあ面白いですが、とてもカタルシスを得る程のものではありません
コマンチ族の放つ矢がいきなり突き刺さるシーンはなかなかですが、本作より1年半前に日本では黒澤明監督が「蜘蛛巣城」で壮絶な矢の横殴りの雨を撮っていますから比較するとまあこんなもんか程度です
敵役のリチャード・ウィドマークの名演に尽きると言ってもよいと思います
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