「【監督2作目でいきなりの反西部劇を作っていたんだ!イーストウッドらしさが垣間見れる】」荒野のストレンジャー 金北山を仰ぎ観て育ってさんの映画レビュー(感想・評価)
【監督2作目でいきなりの反西部劇を作っていたんだ!イーストウッドらしさが垣間見れる】
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観てからどう理解していいか解らなかった、時間たって「反」西部劇を商業映画でギリギリまでやってみたのかなぁと思うようになってレビューを書き始めました。
セットや安っぽくサクサクと撮った感じだが切れのいい映画ではあるが如何せん後味が...反西部劇と言っていい映画でした。「真昼の決闘」は西部劇の範疇にギリギリ踏みとどまっているから色々批判批評されるが、この映画は完全に「反」西部劇で言及されるレベルを超えてしまっていると思いました。もちろん、イーストウッドの人生観なんだろうけれど、「不道徳なり異常性なり反社会的なり、人間の嫌な部分」を必ず挟み込んで通り一遍の映画に、この場合は通り一遍の西部劇にならないように、するのが持ち味というならやり過ぎです。実験的とまでは言わないですが商業映画としてはどうなんだろう?シュールな赤ペンキ塗りや執拗な住民イジメ(家屋を壊したりする、パーティのため)やオカルトみたいな最後やら、イーストウッドのファンのみならず代表作を観ている人は一度ご覧頂きたい、という意味で評点をつけました(私は二度観るつもりはしなかったですが)
※善良なカーボーイやスーパーマンみたいな孤高のカッコいいガンマンを散々演じてきたのでウンザリしてたのかもしれないと思ったりもしました
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