「リメイクの成功例」荒野の七人 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
リメイクの成功例
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単なる真似ではなく、オリジナルを大切にしつつ、オリジナリティを出す。
「七人の侍」で冗長に感じた部分はあっさりさせていて面白かったです。
武士と農民という階級の差が、白人ガンマンとメキシカン農民という、職種だけでなく人種の差に。
正義感とボランティア精神?溢れるChrisとガンマンに憧れるChico以外、大半の動機はかなり金目当て。6週間でたったの20ドルという激安給料に、面白半分・興味半分で乗っかる者、莫大な報酬を勘繰る者、とにかく20ドルでも良いから欲しい男達。ガンマンとしてのプライドと良心・良識を明確にしなければ、Calvera一族との差別化が難しかったでしょう。都合良く手の平を返す農民達の裏切り行為が、この村に対する立ち位置として、7人組と盗賊の差を若干微妙にさせてしまうような気もします。
しかし、家族に責任を持ち、地に足をつけた生活をしている農民こそ勇敢な勝者だというテーマは本家とほぼ変わらずでしょうか。
やたら子供に懐かれるO’Reilly(^^)。
あと、ほとんど血が流れない(^_^;)。
その後に続く数々の映画を考えると、本当豪華な顔ぶれなんですね。みんな格好良かったです。
“Running a farm, working like a mule everyday with no guarantee anything will ever come of it. This is bravery. “
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