劇場公開日 1961年5月3日

「セブンセブンセブーンマァグゥニィフィセェントセブゥン」荒野の七人 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5セブンセブンセブーンマァグゥニィフィセェントセブゥン

2017年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

時は西部劇(ワンパターン)
メキシコの片田舎の村に盗賊が襲来。
食べ物や金品はおろか、ついには村人の命までをも奪う傍若無人な振る舞いを見せる盗賊たちに怒り心頭の村人たち。
せめてものの抵抗と銃を買いに出かけた街で出会った凄腕のガンマン、クリスに救いを求め盗賊をやっつけてもらおうことに。
報酬1人たったの20ドルの戦いに集まった7人のガンマンvs馬を操り駆け回る盗賊40人超を描いた黒澤明監督「七人の侍」へのリスペクトが詰まった作品。

舞台を戦国時代から西部劇へ、武器を刀から銃へ、登場人物を侍からガンマンへとメインビジュアルを米国ならではのオリジナリティ溢れたものにしつつもオマージュをうかがわせる演出たっぷりの原作へのリスペクトも忘れていないバランスの良い印象。

冷静沈着で切れ者のハゲ、クリス。
クリスに惚れ込んだ右腕的存在、ヴィン。
薪割り子守お手の物、オライリー。
ナイフと昼寝の達人、ブリット。
お金大好き、ハリー。
誰かに似てる、リー。
そして元気一杯力一杯の若造、チコ。
のほぼ後半うろ覚えな7人が大活躍。
チコが鐘を鳴らして村人をざわつかせたり、村の娘といい感じになったりと勝四郎菊千代オマージュを披露し、オライリーは子供にやたら懐かれる笑。
西部劇の作品をそれほど観ていないため詳しくはないが王道な西部劇的作品でイメージと寸分違わないガンアクションや騎馬アクションが楽しめる。
ユルブリンナーのキリッとした佇まいやスティーブマックィーンの彫りの深い顔も古臭さを感じさせない。

ラストの感じは意外とこっちのが好きかも。エンターテイメント性は七人の侍よりこちらの方が高いかもしれない。
西部劇も今後観るジャンルに追加ですね!

オレ