「荒削りを受け入れられるかどうか」荒野の1ドル銀貨 はむちんさんの映画レビュー(感想・評価)
荒削りを受け入れられるかどうか
出演者や監督に何の知識もない者のレビューです。
レンタル屋でアイウエオ順に「荒野の用心棒」の横に置いてあったので興味本位で拝見することにしました。
ただただ観てれば理解できる映画です。一昔前のテレビ東京で放送してたであろう吹替で鑑賞しました。悪いボスの吹替え声はチャールズ・ブロンソンで聴いたことがある。ん? そうだ! 逆に主役は一人で立ち向かうのが似合うチャールズ・ブロンソンのような役柄に思えた。
でも正直、古いだけじゃなく単純すぎる内容。演出・テンポ・音楽...総じてタイミングや間が荒削りに感じる。それがイタリア版の西部劇の特徴なんでしょうが、どこか私には日本の時代劇と似た雰囲気に思えた。同じ年代なんだから当たり前ですね。ただ、続編まであるのだから気に入ってる人が結構いるわけで、頑張って観ました。
戦後、兄弟は別々の道を行くことにしたが、揃って「生活苦」であった前半。鏡越しに弟と気付いた時には銃撃戦になり手遅れだったが、兄は1ドル銀貨のおかげで命拾い。弟の仇を討つため次々と「ザコ」を退治するアクションシーンは悪くない。殴った相手を昼寝状態にさせ、次の相手を撃退!---「案内しろ」と銃を向けてた時、バックを見ていると豚が歩いていたり・・・何だかコミカルなのか荒削りなのか、よくわからなくなってきたが、テンポがいいので一気に観れる映画でした。
一騎打ちと思いきや、ボスが手にした銃は因縁のもの。悪い行いは返ってくる。気持ちのいいエンディングである。
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