交渉人のレビュー・感想・評価
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ネゴシエーターの重要さと警察の腐敗
今夜(2025/09/22)観ました。
定期的に観ていますが、満を持して今回レビューを投稿します。
凄腕のネゴシエーターはサミュエル・L・ジャクソン。プロローグから技量を見せつけます。その後相棒が殺害され、濡れ衣を着せられ職を失います。
黒人が殺人の容疑で逮捕されたらどうなるか、彼は瞬時に理解したでしょう。彼は所属する警察署に籠城する事を決意します。愛する奥さんの為にもやるしかなかったでしょう。
容疑者となった凄腕ネゴシエーターは警察の出方を熟知していて、署員が束になっても手に負えません。急遽抜擢された“ネゴシエーター”に至っては、容疑者にネゴシエーターの基本を手ほどきされてしまう体たらくです(笑)
本作の主軸はこの場面ですが、署を出た後のクライマックスもとても熱いです。家庭を大切にする別のネゴシエーターであるケヴィン・スペイシーも最高にいい味を出した役どころです。
脇役として登場する役者も軒並みどこかで見た顔ぶればかりで、気づいた時少し興奮します(笑)
少し長めですが、素晴らしい作品ですよ!
𝙲𝚑𝚛𝚒𝚜 𝚂𝚊𝚋𝚒𝚊𝚗がスマートだった👔
昔観て「𝙲𝚑𝚛𝚒𝚜 𝚂𝚊𝚋𝚒𝚊𝚗を呼べ」と言った台詞だけ覚えていましたが、やはり内容はあまり頭に入らないものの、ただ𝙲𝚑𝚛𝚒𝚜 𝚂𝚊𝚋𝚒𝚊𝚗が冷静でスマートなのが印象的な映画でした。
交渉テクを観たかった
どこか冷めている役どころの多いスペイシーが熱い男を演じているのが興味深い。
何やらせても上手いんだなと改めて思う。
ストーリーは単純でさほどひねりはない。交渉が始まるとすぐ銃撃戦が始まる、の繰り返しで非常に動的。期待していた知的なやりとりはほとんどない。この時点で犯人一味は想像つく。
名優2人の力もあり王道的な娯楽作品には仕上がっているのだけれどいまひとつな印象なのは、交渉人という題名から連想する静的知的作業が見られないゆえと、ラスボスはどの登場人物にも設定できたよね、という取ってつけた感が否めないゆえか。
交渉も命懸け
交渉人は騙し合い
長い!でもかなり面白い
白い目
ネゴシエーターという言葉を世界に広めたであろう名作の一つ。東の名交渉人が西の名交渉人に指名依頼して、警部→犯人→共闘と事件を解決に導くストーリーが斬新で、衝撃のラストは色んな映画の元ネタとなった脚本。キャスト達の演技は勿論素晴らしいのだが、何が凄いってやはり目の色演技が素晴らしいんだよね。黒から白へ、そして赤に変わる。2時間越えの映画なのに、飽きずに最後までドキドキ出来る至福の作品でしょう
多分、一度犯人側に落ちる役はスペイシーの方が似合ってるんだろうが、ブラックの方が色々疑惑や疑いを掛けやすいんだろうねアメリカとしては。この映画、色んな所でカラーが題材となっており、題名は「交渉人」だが「カラー」というタイトルであっても良かったかな。それにしても、犯人が分かった後のベック役のモース、笑える位に変わり身が早く観ていて楽しかったわ笑
見どころは「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン
信じられるのは仲間より、赤の他人。
プロの交渉人が、無実を証明するために人質とって交渉される話。設定は面白かった。
見どころは、「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン。
ダニーが警察側の作戦を看破するのが爽快だった。そりゃあダニーは元々警察側だったわけだし、通用するわけないバレバレだろう。
汗だくの交渉人に「女子高生のコスプレで叩かれたことはあるか?」の質問に、YESと言わせるシーンは笑った。緊迫した状況でもユーモアを交えて、交渉術のお勉強タイムとはさすがダニー。
デブを問い詰めた時の観察眼は勉強になった。目と体の動きでウソを見抜けるもんなんだね。心理学は興味あるから俺も極めて、上手くウソをつけるようになりたい。
ダニーは頭がいいだけでなく、意外と戦闘力あったのも驚き。強行突入には、フラッシュ爆弾みたいなの投げ込んで、銃をバンバン撃ち込む。ダニーは頭もいいし、戦闘もできる万能人間だった羨ましい。ただ撃ちまくる脳筋と違って、人質の安全を第一に考える優しい一面もあって、好感が持てた。
残念だったのは、「最後にみんなテノヒラクルーしすぎ」だったこと。
最後クリスと共謀して、黒幕をハメた後の周りの反応が怖かった。警察連中はさっきまで、ダニーを突入してぶっ殺そうとしてたのに、あっさり手のひらを返すなんて信じられん。ずっとダニーを信じてたのは奥さんくらいだよ。ダニーはもっと怒っていいと思うわ。俺だったらしばらく疑心暗鬼になって、誰とも関わりたくなくなる。
仲間だからって信用しずきるのも危険だ。ダニーとクリスくらいの、赤の他人よりちょっとだけ仲間みたいな距離感が丁度いいのかもしれない。仕事仲間でも友人でもね。
139分の上映時間だが、緊張の途切れないいい脚本だと思った。 サミュエル・L・ジャクソンと 今はスキャンダルで表舞台から消えてしまった ケヴィン・スペイシーが一番活躍していた時期の映画だろう。
動画配信で映画「交渉人」を見た。
1998年製作/139分/アメリカ
原題:The Negotiator
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年7月3日
サミュエル・L・ジャクソン(ダニー・ローマン)
ケヴィン・スペイシー(クリス・セイビアン)
デヴィッド・モース(アダム・ベック)
ロン・リフキン(グラント・フロスト)
ジョン・スペンサー(アル・トラヴィス)
J・T・ウォルシュ(テレンス・ニーバウム)
シオバン・ファロン(マギー)
レジーナ・テイラー(カレン・ローマン)
ポール・ジアマッティ(ルディ・ティモンズ)
2024年の今から26年前に制作された映画。
F・ゲイリー・グレイ監督と言えば
渡辺謙主演の「追憶の森」(2016)を見たことがある。
ポール・ジアマッティは最近では
「ガンパウダー・ミルクシェイク」(2022)に出演していた。
シカゴ警察東分署の刑事、ダニー・ローマンは交渉人。
相棒のネイサンから、
署内の人間が警察年金基金を横領している事実を聞かされた。
その中には内務調査局長のニーバウムの名前もあった。
その日の深夜、ネイサンは殺害された。
ダニーの自宅から横領に関わる証拠が発見され、
ダニーはネイサン殺害と横領の罪で逮捕されてしまう。
自分を罠にはめたのがニーバウムと察したダニーは
司法取引の一日の猶予を使い、内務調査局へ向かい、
ニーバウムを人質に籠城する。
そして交渉人としてシカゴ警察西分署のクリス・セイビアンを指名した。
長い交渉の後、ダニーは汚職の全貌を掴みかけた。
しかしニーバウムを殺害されてしまう。
クリスは、ダニーの言動や自分の意向を無視して、
強硬手段に出る東分署の姿勢から、ダニーの無実を確信し始めた。
139分の上映時間だが、緊張の途切れないいい脚本だと思った。
サミュエル・L・ジャクソンと
今はスキャンダルで表舞台から消えてしまった
ケヴィン・スペイシーが一番活躍していた時期の映画だろう。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
うん、おもしろかった、
ケヴィン・スペイシー代表作
緊張感のあるストーリー
主人公ダニーに対して十分に感情移入できるようになっているストーリー構成や、ダニーと警察との緊張感のある駆け引きが秀逸な映画。
冒頭から、ダニーが人質交渉人として一つの事件を解決する活躍を見せることで、彼の人となりや能力が分かるようになっている。そして警察基金横領の濡れ衣を着せられ、人々から非難されるに至るまでの過程も十分に時間を取って描写されており、彼の置かれた状況の辛さに同情してしまう。そのため、彼が立てこもり事件を起こすのに対して感情移入できるようになっており、彼を応援するような気持ちで観ることができる。
ストーリーのメインである警察との駆け引きも、緊張感あるシーンが続いてとても面白い。ダニー自身もまた人質交渉のエキスパートであるため、警察のやり口を良く理解している。警察を相手に、事件を自分のペースに持っていくことができていて、彼の交渉術に圧倒される。警察側の指揮系統の乱れによる現場の勝手な行動や、事件解決に向けた考え方についての対立等の人間ドラマも見どころ。
映画全体の演出も秀逸。
夜の時間帯において、ダニーが立てこもるビルに対して照射される光や、ヘリによって巻き起こる強い風が、映画全体を盛り上げる効果を出せている。
人情を感じる映画
5点。
サミュエルもそうだが、スペイシーの名演技が光る。
現実世界の交渉人がどう交渉するのかは知らないが、
知的で温かみのある人でなければできない職業であろう。
最後にどんでん返しがある。
これは映画ならではだが、この展開はおもしろすぎる。
なんかな‥
命をかけて無実を証明
天才交渉人VS天才交渉人、白熱の頭脳戦
【このレビューは書きかけです】
某映画系YouTuberさんが紹介していた作品。ざっくりとしたあらすじを聞いて「面白そう」と思って鑑賞です。
結論ですが、面白かった!!!
数々の凶悪犯罪者を知識と経験で説き伏せてきたベテラン交渉人が相棒殺しの濡れ衣を着せられ、警察署に立て籠りながら真犯人を探す。
結局、交渉してないじゃん?
2人の凄腕交渉人が「交渉」によって、事件を解決する。
っていう映画だと思って観たけど、途中から交渉関係なくなってない?
いや、面白かったけどさ。
いまや、普通に知られてるけど
事件解決には「交渉人」の活躍が不可欠。
そのIQ180の二人の交渉術を見てくれ。
という映画のはず。
でも、突入したがりのベックやFBIは「交渉」できなかったんだよね。
そのあたりから、交渉VS交渉の駆け引きじゃなく
アクションの駆け引きになっちゃった。
アクションシーンが一切なしで、この緊張感や興奮を
味わえてたら傑作だったのに。
ダニーとクリスの交渉と見せかけ、
ダニー&クリスVS真犯人の交渉という
脚本だったら良かったのに。
しかも、その三つ巴の交渉に気づいているのは
ダニーとクリスの二人だけ。みたいなね。
前半の「交渉のセオリー」のノーというワードは禁句とか、
目線が右に動いたらウソとか、
その辺の交渉術をもう少し伏線にして、
最後のフロストのウソをその交渉術で暴くとかね。
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