劇場公開日 1993年10月2日

恋はデジャ・ブのレビュー・感想・評価

全34件中、1~20件目を表示

4.0タイムループで気づく“何もない場所”にあった「成長の全て」

2020年5月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

“何もない”田舎町の1日を永遠に繰り返すハメになってしまったら――冷静に考えると結構怖い。出会う人、見るモノ、起こる事件――全てが同じ事の繰り返し。でも、タイムループものは「自分が変わらないと、周囲が変化しない」という約束事があるからこそ、成長という要素が描きやすいんですよね。

コメディ調の本作は、その成長の描き方が見事。主人公は、超絶いけ好かない天気予報官のフィル。天気予報官という「未来を予測する職業」なのに“明日がやって来なくなる”という皮肉も良いんです。彼は取材先の田舎町「パンクスタウニー」を“何もない退屈な町”と見下していますが、それが「成長のための全てがあった(“何もない”の否定)」と変化していく点も◎。

本作のユニークなポイントは、1回のタイムループで起こる出来事を、あまり深堀しないところ。カットが切り替われば、既に“別の今日”になり、また次のカットでは“別の今日”。あくまで「明日」のための要素でしかない――だから、どんどん「今日」を終わらせよう。この演出がかなり楽しい。同じシーンを繰り返しながらも、フィルの変化を見せることで、時の積み重ねを表現している点が素晴らしいです。また「バカは死ななきゃ治らない」という諺がありますが、本作の世界では「バカは死ぬことで治っていく」という、ある意味ポジティブな捉え方。主演ビル・マーレイの“やりたい放題”“死にたい放題”は必見です。

余談:本作が気に入った方は、是非「ハッピー・デス・デイ」「ハッピー・デス・デイ 2U」も鑑賞してみてください。ホラーではありますが、作品の核は「タイムループ×成長」。このジャンルにおける近年の秀作。もっともっと楽しみたい方は、 Netflixの傑作ドラマ「ロシアン・ドール:謎のタイムループ」も超おすすめ。1エピソードは約30分。全8話。さっくり見れる傑作ブラックコメディです。

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岡田寛司(映画.com編集部)

4.5考えさせられる名作

2024年11月2日
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知的

次の展開が読めず、映画を通して集中して見られます。笑える内容だったり、学べる教訓などみて後悔しない映画です。アメリカさんの名作。

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Lance1954

3.0鼻持ちならない奴

2024年8月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

知的

幸せ

主人公(ビル・マーレイ)はテレビの天気予報官だが、高慢で鼻持ちならない奴として皆から嫌われている。
田舎のお祭りの取材にプロデューサー(アンディ・マクダウェル)らとやってきたが、吹雪で足止めを食らってしまう。
次の日の朝、目覚めると昨日と同じ日が繰り返されていた。
このループから抜け出すには・・・。
ビル・マーレイにピッタリの役どころだ。

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いやよセブン

4.0今の状況を前向きにとらえて有意義に過ごすその先にあるもの

2024年3月23日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

萌える

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Don-chan

3.5ループもの代表作。ビル・マーレイ演じるフィルの困惑、悲観、挫折から...

2024年2月26日
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鑑賞方法:映画館

ループもの代表作。ビル・マーレイ演じるフィルの困惑、悲観、挫折から、この状況をどのように受け入れ、対応し、喜びを感じるまでに成長していく過程が、哲学的でとても興味深い。久しぶりに見たアンディ・マクダウェルが美しい。

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mini

4.5何度でもやり直そう

2024年2月13日
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鑑賞方法:その他

自殺してみたり
セックスに溺れてみたり
人を殺してみたりして
ありとあらゆることをしてみた結果
恋に落ちて人に親切をする

これが人間の喜びなんだね。

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りょう

5.0今まで観た映画の中で一番笑った

2024年1月10日
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鑑賞方法:VOD

とにかく笑える映画。
2月2日のループから抜け出せない男が、逆にその状況を利用して思いつく限りのことを行うのだが、それが本当に面白い。映画を観ながら終始笑いっぱなしだった。ビル・マーレイが基本的には真顔なのがまた笑える。

同じ日のループから抜け出せないのを利用して車で町を暴走する等の悪行も行うのだが、やはり悪行は飽きるのだろう。ヒロインのリタとの交流を通じて、町の人々への善行に励むようになり、周囲から感謝されるようになる。傲慢な性格だったのが、親切な性格に変わっていく。また、同じ一日が繰り返されるのを利用して、ピアノの練習や詩の学習にも励むようになり、リタから一目置かれる。彼は同じ一日を充実したものにしようと努力したのだ。

同じような毎日でも、周囲の人々への向き合い方や自己研鑽の積み重ねによって、人生は少しずつ変わっていく。自分もそんな前向きな人間でありたいと感じられる映画だった。

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根岸 圭一

3.0実際あったら怖い

2023年12月26日
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鑑賞方法:VOD
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千恵蔵

5.0素晴らしき哉、人生‼️

2023年10月15日
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泣ける

楽しい

興奮

「恋はデジャ・ブ」‼️タイトルからしてコテコテのロマコメを想像してしまいますが、とんでもない‼️この作品はフランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」に匹敵する一人の男の成長物語であり、人生のドラマです‼️哲学的な香りもプンプン‼️テレビ・キャスターのフィルは、ある時、自分が同じ日を何度も繰り返していることに気づく。過去の過ちをやり直せることをアドバンテージとし、彼は、理想の女性リタを口説き落とすための策略を練る・・・。とにかくビル・マーレイ扮するフィルがメチャクチャ嫌な奴‼️高慢で自己中心的で根拠なしの自信家‼️おまけにビル・マーレイですから、ハンサムじゃないし、ヘアスタイルがヘアスタイルだし。そんなフィルが毎日同じ日を繰り返し、失敗や自分のダメな部分を一日一日改めていくことでどんどん魅力的になっていく‼️最初は町で見かけた美人やリタを口説くため、そしてその日のうちに死ぬことが自分にだけはわかっているホームレスを助けるため‼️何度リタにひっぱたかれたか❓何度絶望し自殺したのか❓何度ホームレスを助けられなかったのか❓何度失敗しても同じ2月2日の朝に目覚め、今度は失敗しないように、同じことを繰り返さないように奔走するフィルの姿‼️ホント胸が熱くなります‼️そんな彼が同じベッドで眠るリタに愛を囁く姿、パーティーでピアノを演奏する姿、"独身男のオークション" で恥ずかしそうに舞台に上がる姿に魅了されない人がいるのでしょうか❓リタ役のアンディ・マクダウェルもこの上なく魅力的で、"独身男のオークション" で競り落としたフィルに手を差し出す姿の美しいことといったら‼️そしてテレビ局のカメラマン・ラリー役クリス・エリオットのコメディアンぶりも素晴らしく、フィルと同じく "独身男のオークション" に上がり、2人組の老婆に落札される彼の姿は、哀しくもホント可笑しい‼️そして、朝、ペンションの部屋を出たときに出会う男性や、ペンションの従業員の中年女性、保険のセールスマン "馬面のネッド" みたいな脇のキャラ達もみーんな魅力的‼️この作品は一見バカげたロマコメのようでいて、人間の内面にある本当の美しさとは?人生の意味とは何なのか?という哲学的なクエスチョンを真剣に考えさせてくれる名作‼️ほんとに大好きな映画です‼️たくさんの人に観てほしい‼️

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活動写真愛好家

4.0タイムループものの佳作

2023年5月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

これは面白かった!
TVの天気予報官フィル(ビル・マーレイ)が冬のある1日を何度も繰り返すタイムループもので、TV局女性リタ(アンディ・マクドウェル)との恋愛ドラマも楽しい娯楽作。

個人的に、こうしたタイムループものの傑作は黒沢清監督の『タイムスリップ』だと思っているが、あの黒沢清作品のように爆笑もののシンプルな作りではなく、繰り返す「時間」に微妙な変化を織り交ぜているハロルド・レイミス監督作であった。
ただ、フィルが言う「この冬は永遠に終わらない」は笑える(^^)

この映画で上手いのは、何と言ってもフィルという男の態度の変化。
序盤は「なんか嫌なヤツだなぁ~」と思うのだが、後半になってくると「人のために尽くすような好青年」になっていく描き方が見事。

ちょっと惜しいのは、いつ終わるか分からないタイムループからの抜け出し…についての唐突さ。
それでも、全体的になかなか見事な娯楽作であった。

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たいちぃ

3.5タイムループものの原点がここにある?

2023年2月26日
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鑑賞方法:VOD

MONDAYSを観て、タイムループものといえばこの作品でしょ!?とセリフがあり、観なければ、と。

なるほど、上達やら気づかせるためのあれこれや、MONDAYS の元になっている。

どこか、街の雰囲気はバックトゥーザ・フューチャー感があり、主人公の性格がよくなるあたり、イエスマンを思い出す。
どの作品が先か後かはよくわからないものの、皆が好きな要素を併せもっているのだろう。

ダメな主人公も、悲劇的に共感させつつ、克服していくカタルシス、心地いい。

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ひでぼー

5.02月になると毎年観たくなる

2023年2月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

どこかの雑誌で紹介していて

それで何気なしにビデオで借りて観た記憶があります。

アメリカの田舎の冬の朝

繰り返される2月2日

主人公は、繰り返される同じ日を

色んなやり方でその日を楽しんだり、憎んだり

寒い冬の朝にふと

観たくなる映画です。

明日は2023年2月2日、今の生活なら

繰り返し続くのも

悪くない。

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】

4.0笑いあり成長有り、タイムループ物としても秀逸な作品。

2021年6月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑いあり成長有り、タイムループ物としても秀逸な作品。

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つべ太

4.0デジャブは何回見てもいい

2021年5月10日
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鑑賞方法:VOD

2021年5月9日
映画 #恋はデジャ・ブ (1993年)鑑賞

直前にシリアスなタイムループものを見たので、気持ちよく寝れるようにと久しぶりに見た
28年前の映画だけど今見ても十分に面白かった

人間って気持ちの持ちようで世の中はどうにでもなるということ
心を入れ替えようと思わせてくれる名作

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とし

3.5人が一番魅かれることとは何なのでしょうか

2020年8月7日
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ボタもち

5.0100冊分の1本

2020年7月11日
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津次郎

3.5面白かった!主人公が同じ日を繰り返すことにより変化していく様がよか...

2020年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

面白かった!主人公が同じ日を繰り返すことにより変化していく様がよかった。人は選択によってその日を変え、人生を変えていくものだと感じた。

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あかねちん

5.0何かのために生きるのではない。生きるために何かをするのだ。

tさん
2020年4月19日
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最近、この映画の主張していることがすごく分かってきた。

この映画の主張。それは「目的のために生きる」という人生観の否定。

「未来に良いことがある。だから頑張ろうぜ!」この考え方はやっぱりダメだよ。最近そう思うんだな。

なぜ、そのような生き方がダメか?

そもそも「この世は全て仮想現実だ」という考え方は危険思想だとされている。しかし、そもそも人間が仮想現実を信じるというのは本能なんだよね。危険思想だからといってそれを否定したところで、本能からは逃れることができない。

だから、この世に存在する全ての「記号」は仮想現実なんだよね。五感から得たデータを入力とし、脳が処理し、その結果を「現実」と呼んでいるだけであって、我々は世界をそのまま認識してるわけじゃない。脳が適当に変換した結果を認識してるに過ぎない。脳の構造によって「現実」など容易に変わってしまうもの。・・・そもそも現実とは何なのか?という話になる。

このことから分かるのは、「言語」は仮想現実ということ。「意味」も「概念」も「観念」も仮想現実。

最近「記号」を仮想現実だと思えない人が増えてきている気がするんだよね。「この酷い現実」とか「悪い政治家」とか言うけれど、全て記号なんだよ。

我々は記号、つまり仮想現実に振り回されちゃアカンのよ。酒は飲んでも飲まれるなと言うでしょ。

「未来」も「良いこと」も仮想現実。

「未来に良いことがある。だから頑張ろうぜ!」「悪い未来を良くする」という思想の負の側面というのは、たいていの場合「未来」やら「良い」やら「悪い」といった記号が外部から与えられているということなんだよね。他人が作り出した「未来」とか「良いこと」という記号に振り回されているだけなんだよね。

「目的」も記号に過ぎない。だから「何かを達成するために目的を立てろ」という言葉それ自体には意味がない。

ではニヒリズムに陥れというのか?そうじゃない。

「達成すること」で、「意味のない遠回りだったなぁ」と気づく経験こそに価値があるんだよね。達成そのものに価値はない。記号に意味はない、という考え方は、意味のない遠回りを経験しない限り、理解できないのかもしれない。

記号に意味がないことに気付けると生き方が180度変わる。

目的=達成、手段=生き方
ではなく
目的=生き方、手段=達成
となる。

「何かのために生きる」ではなく「生きるために何かする」となる。

つまり、いま現在の生きることを最優先にすれば良い。むしろ、そのために「目的」や「達成」といった記号を活用するようになる。

「未来に良いことがある。だから頑張ろうぜ!」という思想は、資本主義に起源があると言われてるけれど、、、

マックスウェーバーのプロ倫によれば、元々は、資本主義こそ「プロテスタンティズムな生き方」を実践するための「目的」に過ぎなかった。そういう意味で「目的=生き方、手段=達成」なんだよね。いつの間にか目的と手段が逆転しちゃったのが現在の状態。

「記号に意味はない」ということを自覚した上で「未来に良いことがある。だから頑張ろうぜ!」と言うのは別に良いと思うんだけど、その自覚がない人は危険なんだよね。

なぜなら「未来に良いことがある。だから頑張ろうぜ!」と信じ切っている人は、未来に良いことが無かったときにニヒリズムに陥ってしまうから。「記号に意味はない」という事を受け入れられない人は、「本当はこんなはずではない」と自己嫌悪に陥るか、別の記号にすがり醜態を晒すか、こんな世界嘘じゃないか!と世界の破壊をもくろむか、生きる気力を無くして自殺するか、どれかである。

世の中の人間以外の動物はニヒリズムやうつ病とかの精神疾患に陥らない(・・・動物の精神疾患ってあるのかな?)。なぜなら記号がないから。生きることそれ自体が目的だから。「何かのために生きる」なんて絶対にしない。

人間も動物である。そもそも「何かのために生きる」なんて無理なんだと思うんだよね。生理的に無理。だって動物だもの。

「何かのために生きる」とか、生理的に無理な事をやろうとしてるから、精神的に病んでいくんだと思うんだよね。

外部から自分の脳へインプットされた記号に踊らされてはならない。我々は記号を作り、操り、良い生き方をする事自体を遂行すべきなんだと思う。

「恋はデジャヴ」で描かれていることって、まさにこれなんだよね。

本作の序盤、主人公は記号に振り回され、生き方を蔑ろいにしている。

中盤、主人公は、自分の頭の中にある記号(外部から与えられた目的)を全て達成するが、満足できない。次第に抑うつ的になり、ニヒリズムに陥り、生きる気力がなくなる。

終盤、主人公は生き方そのものが目的となり、手段としての記号(ピアノだったり、人助けだったり、所謂、「良きこと」)を上手く使えるようになる。

生き方や思想は、そう簡単に変えることはできないんだよ。だから「ある目的を達成するために生き方や思想を変える」なんていうことは、そもそも無理なんだよ。なぜなら、人間はいち動物に過ぎないのだから。

「記号としての御利益(地位、お金、名声)がなければ、なにもしない」

こういう考え方で生きている人は、気をつけた方がいい。

(1)もし御利益を得ることができたとして、お前はその御利益に満足できないだろう。なぜなら、その御利益はお前が心の底から本当に欲していることではないからだ。その御利益は、所詮は外部から与えられた記号に過ぎない。御利益が無意味だということに気付ければ良いけれど、そんなことは滅多にないだろう。

(2)御利益を得ることができない場合、御利益を追い続けることで生き方を蔑ろにし、生き恥を晒し続けることになる。かつ、御利益を得られないことによる自己嫌悪が続く。

まあしかし「御利益を追い続けて醜態を晒し、全てが無意味だったと気付き、過去を後悔をする」という代償を払うことでしか気づけないのかもしれないね。

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t

4.0同じ一日なんて存在しない

2019年9月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

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といぼ:レビューが長い人

5.0自分のレビューを読み直す度に思い出す・・・(笑)

2019年8月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy