恋の手ほどきのレビュー・感想・評価
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『ジジイ』の僕も『ジジイ』になる前から、『ジジ』見たいな子が好き。
まだ、ロリ●タコンプレッ●スって言葉がない時代。『下妻物語』の様な服装を可愛い女の子と捉えている。
ここでの服装は、ちょっと違って、ロココ調ではなく、アール・ヌーヴォーだろうが、竜ヶ崎桃子ちゃんは『ジジ』見たいな自分を考えを持って、努力している子が好き。
『ジジイ』の僕も『ジジイ』になる前から、『ジジ』見たいな子が好き。
そして、『ジジ』と言えば、魔女の宅急●。
絶対に宮●駿先生はレスリ●・キャロ●のファンだ。そうさ、この頃はみんな彼女見たいな子に心を奪われたと思う。もっとも、オードリー・ヘプバーンにその地位を継承されてしまうようだが。
こう言ったミュージカル映画は、ビンセント・ミネリだから、当たり前かもしれないが、この後、ハリウッドからミュージカルっぽい映画が姿を消す様な気がする。長回しで歌を歌う。生ではないが地声。
迫力を残した手作り感が映画には残っている。
パリの裏社交界を怖れる ジジ
ベルエポックのパリ
地位(経済力)のある男性は 結婚してもなお、旬の恋を求める(イイトコドリ)
恋のお相手は 2つに分かれる
恋の終わりを心配する者
その運命に 果敢に挑戦する者
その気風に合わない ジジの一家は 前者で、アリシア叔母さんと リアンは後者か…
彼等は 華麗に生きようとする(美女が多い) 剛の者である
更に考えれば 叔母さんは「頭脳的戦略家」であり、リアンは「本能的戦略家」だろうか…
そんな叔母さんが、ジジに作法(+男心の掴み方)の指南をする処が 可笑しい
又、艶やかなリアンを演じる エヴァは、ザザ・ガボールの妹である
恋の熟練者 ガストンの叔父に シュヴァリエが扮し、叩き上げから 大スターに登りつめた存在感(魅力)をみせる
ガストンの ルイ・ジュールダンも 顔よし歌よし演技力ありで、実力発揮
ジジが 習った作法を披露するのを見て、胸を痛める(痛々しい… )
そして チェックの洋服で暴れまくる(?)ジジの
レスリー・キャロンが可愛い
ダンサーなので 動作も綺麗
娘から女性に変わる瞬間は 独身男ガストンの心を掴み、
(あの社会への反抗的な精神も、潰したくない)
ジジの全面的勝利で終わる
年を取ったせいか、ジジの周囲の大人達の思惑も理解出来、面白かった
パリを舞台にした アメリカミュージカルだが、
違和感はあまり感じなかった
ミネリ監督、大成功
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