「後半だけだったら」恋する惑星 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
後半だけだったら
カーウァイ監督の映画、これでもう7本位見ていると思います。この映画が世界的にヒットした理由はよくわかりませんが、従来の香港映画のイメージをひっくり返したからでしょうか。
監督の映画全般を通して言えると思うのは、特徴的なカメラワーク、色彩の作り方といった映像や音楽のうまい使い方、西欧とアジアの日常ーお箸での食事(ご飯も麺もある!)、掃除場面、特に雑巾での床の水拭きシーンがよく出てくるところとかーの混沌は面白いと思う。一方で、不要ではないかな?という場面を最後にくっつけたり、人物ごとのパーツ分けが好きなのか、それによって全体の構成が緩くなってしまう点が私は苦手です。シンメトリーとか論理的組み立てといったことを意識的に外すのが監督の狙いなのかも知れません。
でも、いいんだ!色っぽくで素敵で、この映画ではキュートで可愛いトニーを見ることができました!アンディ・ラウが言ってたようですが、トニー・レオンは天才だと思います。そしてアンディは努力家。
香港の本を読むにつれ、胸が痛い。今の香港情勢に関しての意見表明が、役者の踏み絵になるのはやめて欲しい。
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琥珀糖さんのコメント
2023年3月14日
こんにちは
お邪魔します。
映画を見始めた頃が香港映画の全盛期(?)だったのか、
トニー・レオンにメチャメチャ心を揺さぶられました。
最近作を日本ではあまり観ることがないのですが、
アンディ・ラウさんの映画はここ数年何本も観るチャンスが
ありました。
断然トニー・レオン派です。
KEIさんのコメント
2021年7月27日
共感及びコメント頂き有難うございます!これこそ見ようと思ってはいた映画(笑)だったのですが、中々機会なく見れず、期待が大きかった分、う〜んとなってしまいました😅