「男気と女気のぶつかり」ゲッタウェイ(1972) Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
男気と女気のぶつかり
サム・ペキンパー監督とマックイーン、当時の男らしい作品の代表かな。
マックイーンは本当に格好いい。筋肉質の体型にあった当時としてはややスリム目のスーツを着込んで、ショットガンだよな。このスタイリッシュなシーンだけでも価値ある。この監督らしくアリ・マックグローにビンタするシーンに妥協なく、こっちが見ていて痛みが伝わってくる感じ。二人の役者魂!に拍手。この後、本当に結ばれたわけだし、めでたしめでたし。
ウォーター・ヒルの脚本が秀でていて、それに絶好調の監督が、まったく飽きさせない構成に仕上げているところ。クインシー・ジョーンズの音楽も控えめに飾る。何よりもすごいのは脇役陣のキャスティングに手抜きがないところ。完成品は見事な出来栄え。リメイク版とは深みが違う感じかな。
ませがき時代、マックイーンが大好きで親戚のおばさんに連れて行ってもらった作品。改めて秀作を再認識。
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