続・激突!カージャックのレビュー・感想・評価
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続編では無いけどいい映画でした
続・激突!カージャック
「続」と付いてるので一応激突の続編ですが、全く続編ではありませんでした
この作品は実際に起きた事件を元にしているのでスティーブン・スピルバーグ監督のE.T.やジュラシック・パーク、そして1作目の激突みたいなフィクション(激突は少しだけフィクション)ではありません
けれどこの映画は普通のノンフィクション映画との違いがあり面白いです
才能を感じずにはいられない
Xでコルレ尾根殿が盛んに推すので見たくなって見た。
非常に才能を感じさせるショット・カメラワークの数々。熱烈な映画ファンが推すだけのことはあった。当時これを見た巨匠たちは凄い新人が出てきたと思ったことだろう。カメラワークが面白いなあと思いながら 真ん中まではそれだけで楽しめる。絵が全て良い。カメラと、そしてやっぱり優れた映画監督はみんな共通の特徴として音楽の使い方がうまい。
カメラワークの面白いところで1つだけ 例を示しましょう。 ちっちゃい子供が犬と遊んでるシーン。黒い犬の前にパトカーが横からから入ってきて そのパトカーをフォローしてカメラが止まる。 画面いっぱいに黒いパトカーが映り込む。 そうすると黒い犬とのモンタージュ効果が出て黒い パトカーが何かの忠実なしもべのように見える・・・
登場人物が少ないし、人間ドラマもあんまり・・というかほぼないので途中から面白いストーリー的にはかなりダレる。・・脱走犯 勝手に狙撃しようとするおっさん達が現れたのに驚いた。この時代まで アメリカはそんな感じだったんか?!・・っていう楽しさは有ったが・・
で、終盤でまた盛りかえす。人間ドラマも出てきて 面白くなる。そして ラストシーンがとても美しい 。
この映画はスピルバーグと同じ時代に生きる映画ファンなら絶対観なきゃダメ!・・ そう感じさせてくれる映画だった
ちなみに原題はThe Sugarland Express ストーリーのネタが黒澤明と菊島隆三 脚本の「暴走機関車」にやや似ており、黒澤ファンとしては その点も楽しかった。
コルレ殿、サンクス!
キーキー
冒頭からこちらの想定の一枚上をいくゴールディホーン。最後に至るまで彼女のはずれ方が抜けていて、しかし、この人を愛せぬ自分にはなりたくないと意地になる。それは男の気持ちのようでもあり、彼女の単純な希みを支持する世論でもある。野次馬の隣州の警察や法に乗っかってハンティングに興じようとする輩には容赦なく打ち消される。何が人の道か、今の世にも問う強さがある。
身勝手な女
最初から上手くは行かない無謀な計画であるのは承知の事実だが、実話を元にしているのだから仕方がない、犯罪者がヒーローに祭り上げられる典型的作品か?
旦那に見切りを付けて離婚を切り出したかと思えば、四ヶ月を待てない脅し半分での脱走を促し、無理やり車から外に出したから撃たれた訳で、全ては奥さんの自己中心的なワガママが原因、オマケに前科持ちでもあり救いようがない。
基本的にはコメディ路線で進む和やかな雰囲気にアメリカン・ニューシネマの要素が少々、物語も終盤に入りシリアス方面に呆気ない幕引きへと、主人公二人を散々持ち上げた分、最後には冷たい視線を感じる。
なぜこの作品が続・激突!なのか ?
ゴールディホーン扮するルージーンポプリンは、出所して刑務所に収監されている夫に面会に行き脱走を持ちかけ実行した。
思いつきで警官をパトカーごと拉致するなんてどんどん深みにはまってちょっと厳しすぎるんじゃない。でも道路封鎖を解除したりして、さあこの後はどんな展開になるのかな? なぜこの作品が続・激突!なのか極めて疑問だね。
これが実話とはアメリカらしい
続編ではなく、脱獄夫婦が息子に会いたくて、保安官を人質にして逃亡する話。
収監中の夫との面会で、脱獄をそそのかし実行する妻がゴールディ・ホーンで、ほとんど独壇場だ。
スピルバーグの才能を見せつけられた一編だ。
稚拙なカーチェイス
なんで続・激突!なんて邦題を付けたのか分かりませんが、前作がジョーズの原型だとしたら、本作は、監督は違えど、テルマ&ルイーズの原型か。
それにしても、自分が歳を取ったからか、昨今の過剰なまでのコンプライアンス遵守の風潮に染まってしまったのか、この若い夫婦には感情移入どころか全くもって共感できませんでした。
大事になっても一向に怯まないジーンの激情的な性格。子供を取り返したい、という一途な姿勢が市民の共感を得て味方につけてしまうところなど、時代のせいなのか、自分には全く響かず、こんな両親の元に育つ子供も大変だろうな、とか、やっぱり生きてくうえで教育って大切だな、とか現実的に考えてしまいました。
大きな事件ほど犯行動機なんて些細なことかもしれないけど、犯行に至るきっかけ、経緯があまりにも稚拙。老夫婦から車を奪うあたりは映画らしいコミカルさがあったけど、警官を人質にしてカージャックが始まったあたりから、やっぱり時代のせいなのか、今じゃありえなさすぎてちっともハラハラしなかった。
カーチェイスのシーンだけをとってこんな邦題を付けたんだとしたらあまりにもミスチョイス。ストーリー的にもあまり面白くない。
ただ本作は、その後のカーチェイス作品に大きな影響を与えているんだろうな。
ヌルい、とにかくヌルい。あんな簡単に脱走できる?パトカー200台以...
ヌルい、とにかくヌルい。あんな簡単に脱走できる?パトカー200台以上で追いかけてて早よ捕まえんかい!
でも、このヌルさがなんとも心地よい。人質警官とは仲良くなるし(なんとか症候群ってやつね)、道行く街の住人からは大歓迎されるし(なんともアメリカらしい)。このヌルさ、最後まで貫いて欲しかった。それじゃあ物語にはならないか(笑)
犯人役、女はおバカキュート。ジャケ写はちょっとかわいすぎ。男はダイハードでマクレーン妻ホーリーにぶん殴られる記者、いつもかわいそうな役柄です(笑)
なんともユニークなロードムービー、さすがはスピルバーグ、一見の価値ありです。
にしても、邦題はひどすぎるな。
スピルバーグ作品 町山智浩さんのオールタイムベストということで見た...
スピルバーグ作品
町山智浩さんのオールタイムベストということで見た。
カップルの逃走劇。カリスマ的人気が出る。という意味で
「俺たちに明日はない」と
「ナチュラルボーンキラーズ」みたいだった。
段々とカップルに感情移入していく。それは映画の登場人物だけでなく、見ている観客もね。
だから2人が、特に彼女の方が浮かれれば浮かれるほど、痛々しく切ない。
だってこの先にハッピーエンドは絶対ないってわかるもん。
ラストはゴールディホーンがバカ女過ぎて腹がたつ…
こういうヒステリーな役はこの人上手いね。
にしても、邦題がヒドイ…
これじゃー誰も見ないだろうよ
だって「激突!」の続編じゃないじゃん…
ロードムービー好きな人は観るべし
70年代の映画はやっぱ素晴らしいね~。映画ってアナログフィルムの方が映画には良いのかも。ストーリーはいたってシンプルなんだけど心を無にして鑑賞出来る。これが現代の映画ならウンチク言うんだが、70年代や人間の心の純粋さが気持ちを無にしてくれる。
若きころのゴールデンホーンがやけに可愛い。ほのかに安達祐実に似てると思うのは僕だけでしょうか?(笑)今や複雑化してる男女の時代シンプルで人間味ある事が1番幸せなんだなと思う映画です。ケンカ中のカップルは観た方が良いかも(笑)
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