「スコセッシの本質は、これ位の規模のでこそ…と思うのだけれど。」クンドゥン 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
スコセッシの本質は、これ位の規模のでこそ…と思うのだけれど。
マーティン・スコセッシがダライ・ラマ14世の聖人が人間として成長していく半生を淡々と綴ったドキュメントタッチの作品で、チベットの雄大な自然を捉らえた映像美が圧巻だった。
あまり評判がよくなかったのは、やはり「何故スコセッシがダライ・ラマなんだろう?」と私自身当時は思っていた程だったからほとんどの人もそう思っていたのでは?
その後雑誌に以前インタビューで「子供の頃は身体が(喘息の為)弱くていっも映画館か教会にいて将来は聖職者になりたいと思っていた。」と発言していたのを知って「なるほど!」と納得したものです。
スコセッシはここ数年超大作映画のメガホンを撮る様になったけれど、この作品の様な規模でこそ一番力が発揮される人なんじゃないだろうか。
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