「もう一声ほしさはあるが見ごたえあり」黒水仙(1946) こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一声ほしさはあるが見ごたえあり
インドの山奥の後宮宮殿をキリスト教布教の足掛かりとすべく
修道女たちが移り住んでくる。
慣れない地で、己の信心や
道徳の揺らぎをおぼえて
思いもよらない方向へ
運命が動いていく。
修道女姿でありながらもヒロインの美しさにため息が出そうだ。
かたくなに信仰によすがを求める姿が
逆に危うさを感じさせもする。
鐘を打つたびに絶対ここから…とみんな思うだろう。
最終的にはもう一声踏み込んでほしいとも感じるが
見ごたえがあり面白かった。
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