劇場公開日 1951年3月1日

「もう一声ほしさはあるが見ごたえあり」黒水仙(1946) こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5もう一声ほしさはあるが見ごたえあり

2023年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

インドの山奥の後宮宮殿をキリスト教布教の足掛かりとすべく
修道女たちが移り住んでくる。

慣れない地で、己の信心や
道徳の揺らぎをおぼえて
思いもよらない方向へ
運命が動いていく。

修道女姿でありながらもヒロインの美しさにため息が出そうだ。
かたくなに信仰によすがを求める姿が
逆に危うさを感じさせもする。

鐘を打つたびに絶対ここから…とみんな思うだろう。

最終的にはもう一声踏み込んでほしいとも感じるが
見ごたえがあり面白かった。

こまめぞう