劇場公開日 1990年4月20日

「米国史における反人種差別の流れの一環がわかる、ヒューマンな戦争悲劇」グローリー(1989) chakurobeeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5米国史における反人種差別の流れの一環がわかる、ヒューマンな戦争悲劇

2016年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

日本が幕末・明治維新の動乱期、アメリカも南北戦争で大変だったことを改めて再確認しました。 史実に基づいた、ヒューマニズムと反人種差別の真面目な映画でした。幾多の悲劇を乗り越えて、理想を少し少し実現していった欧米リベラリズムがうらやましいと思いました。若い人には必須の勉強になるいい映画でした。 なお、映画では触れられていませんでしたが、史実として、主人公の黒人部隊を率いて戦死した若い白人大佐は、新婚間もなくで、彼の妻は、その後、再婚せずに一生を終えた、とのことです。

chakurobee