「唖然とさせられる映画」クローズ・アップ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
唖然とさせられる映画
登場人物が、全員、実際に起こった事件の当事者たちというこの映画、唖然とさせられます。演技ってなんなのか、俳優ってなんなのか… そして容疑者が延々と監督について語り、それを取り続ける監督が、画面のこちら側にいるって…
だって、この特異な状況で撮られたこの映画、紛れもなく映画になってるんですよ。クローズアップで監督は迫り、登場人物はそのクローズアップに見事に応えているんですよ。そこに彼の「痛み」が滲み出てるんです。
なんでも素材にし呑み込んでいく、映画というものの恐ろしささえ感じる作品でした。
コメントする