クロウ 飛翔伝説のレビュー・感想・評価
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残酷だけど美しい、壮絶復讐劇
前情報はほとんどなしで観ました
すごく面白かったです
スカッともするんだけどラストには切なさもあり…
まず復讐劇として面白いです
最後までちゃんとスカッとさせてくれるのが良いです
殺し方も多種多様で観てて飽きません
最初のナイフをくるくる回しながら投げる所とかはアメコミ感があって楽しく、重い空気感が重くなりすぎないようになっていたのが良かったです
現場にカラスのマークを残しておく所や、銃に打たれても死なないことを使って敵に対して様々な事をしていく様子は観ていて最強ぶりが感じられてスカッとします
またラストの敵の倒し方は驚きと興奮がありました
あの戦い方は今観ても新しくて良かったです
赤みがかかった過去の映像も一目で過去の話と分かるようになっていて良かったです
さらに見た目が超かっこいい
最初のメイクシーンでもう痺れるのに肩にカラスを乗せてあの映像…カッコ良すぎる
今作は逆光のような感じで映してる映像が多いけどそこの肉体もめちゃくちゃカッコいい
この作品は人間模様も凄く丁寧に描かれています
刑事、少女との関係性も素晴らしいです
少女と母の関係性が治るようにする所はやはり主人公の人柄の良さが出ていてそれがあるからこそ感情移入がさらに出来る
さらに刑事の過去を観せてくれることで刑事にも感情移入出来るからラストの共闘がもっと熱くなったし、それが伏線にもなっているのは本当に最高でした
また今生きている人達との関わりを通じて白の化粧が後半になるにつれ若干薄くなっていっているような気がしました
これはやはり死から蘇った人ではなく、またこの世界を生きたいという願いからでしょうか…
それによってラストがさらに切なく感じました
【”カラスは全てを見ていた。そして止まない雨はない。”今作は、記念日に恋人と共に殺された男が蘇り、哀しき復讐を遂げる様をダーク&スタイリッシュに描いた哀しきゴシック・ホラーアクションである。】
■ミュージシャンのエリック(ブランドン・リー)は、トップ・ダラー率いる凶悪なギャング一味によって婚約者シェリーと共に惨殺される。
1年後、冥界の遣い、カラスの力を得て蘇ったエリックは、恋人との永遠の愛を成就するため、凶悪なギャング一味への壮絶な復讐を開始する。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・エリックが白塗りの表情で蘇るコスチュームが、何ともゴシック風味でスタイリッシュである。
そして、劇中に流れる同じく白塗り、口紅化粧で聴く側、観る側を魅惑した”キュアー”の”ロバート・スミス”の歌や、ナイン・インチ・ネイルズなどの短調の曲が、格好良く切なく響くのである。
・エリックはギャング一味には、激しい憎悪を剥き出しにして復讐するが、彼らに引き込まれたエリックの友達であった娘サラの母親ダーラには、打たれたクスリを体内から魔法の力で出し、母親としての自覚を持たせ、母娘の関係を修復させたり、事件の捜査を任されていた事で後悔の念を持つアルブレヒト刑事(アーニー・ハドソン)には、再捜査に協力するのである。
・そして、全ての復讐が終わった時に、エリックは婚約者シェリーの自分の墓標の隣に立てられた墓標の前で報告すると、霧の中から美しきシェリーが現れるのである。
<ギャング一味のトップ、トップ・ダラーとの一騎打ちシーンなど、ダーク&ホラーテイスト溢れつつ、スタイリッシュな作りであり、シンプルなストーリー展開であるが見応えがあった作品である。
良くぞ、今作のアレックス・プロヤス監督を筆頭にした製作陣は哀しみの中からCGを使って(どこがCGか分からず。レベルが高い。)作品を完成させたモノである。
それはブランドン・リーへの追悼の想いだったのではないかな、とも思った作品である。>
いい映画ですね
こんなに素晴らしい息子さんがいらしたのですね
撮影中の事故で亡くなられたのが残念です
お父様の分まで長生きして欲しかったです
肉体は亡くなっても魂は生きていると思います
お父様の活躍に影響を受けて憧れた世代も
今や還暦を過ぎました
あともう少しだけ世の中のために
少しでも何かできるように
努力してみます
お父様と天から見守っていてください
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