「三つの誓いを破ったら・・・」グレムリン ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
三つの誓いを破ったら・・・
めちゃくちゃ懐かしい一本です。 公開当時、「ゴジラ」「ゴースト・バスターズ」と並んで3Gと騒がれたのを覚えてます。スピルバーグの関連作品として、大いに期待して見に行きました。
当時、大人気だったフィービー・ケイツも出ていて、これまた期待大だったんだけど、セクシー・シンボルだった彼女の魅力はお披露目シーンが無かったような・・・
ただ、彼女の可愛らしさを上回る存在が、ギズモを含めたモグワイたち。まるで、本物の生物の様に、そこに存在している特撮が凄い。今だったら、CGでもっと流暢に動くんだろうけど、これはこれで味があります。
また、そのデザインが秀逸で、愛らしい姿に40年以上たった今でもキャラクターグッズが売られてるんだから、ホンッとスゴい。
さて、作品の内容ですが、クリスマスプレゼントとしてもらった謎の生物モグワイが、三つの誓いを破ったことから,グレムリンに変貌、大繁殖して街中をパニックに陥れる。
バーで騒ぎまくる姿は、まさに酔っ払い。オヤジ感丸出しで楽しませてくれる。(あれ、お酒は飲んでも平気なの?)
意地悪なお婆さんがやられるところだけは、ちょっとスッキリしたかな。
もともと、ファミリー向けの作品だから、それほどのドぎつさは無いけど、グレムリンたちの悪行にトラウマになる子もいたんじゃないかな。
トラウマと言えば、フィービー・ケイツが話すクリスマスの思い出。スゴいショッキングで、しっかり覚えてました。
また、音楽も良いですね。しっかりと覚えてました。グレムリンたちの大騒ぎのバックに流れる陽気なリズム。如何にもクリスマスって感じ。
久しぶりの鑑賞でしたが、今でも十分楽しめる。約束を破ると大変な目に合うよって感じで、道徳の教えみたいな気もしますが、やっぱり後世に残る作品ってのは良いもんです。