劇場公開日 1980年4月19日

「【前半はジャッキー・チェンが初監督作品という事で張り切りすぎて空回りしているが、後半の師匠の仇を打つ流れは見応えある作品。更に、後半見せる若きジャッキー・チェンの鍛え抜いた身体には見惚れるのである。】」クレージーモンキー 笑拳 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【前半はジャッキー・チェンが初監督作品という事で張り切りすぎて空回りしているが、後半の師匠の仇を打つ流れは見応えある作品。更に、後半見せる若きジャッキー・チェンの鍛え抜いた身体には見惚れるのである。】

2024年8月10日
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■祖父チェンと山の中で暮らし、チェンからクンフーを学ぶ若者シンロン(ジャッキー・チェン)は、祖父に隠れて町道場の用心棒になって小遣い稼ぎを始める。
 しかし、シンロンの軽はずみな行動によって、チェンは政府に雇われた「鉄の爪」の異名を持つ最強の殺し屋によって殺されてしまう。

◆感想

・前半は、ハッキリ言ってジャッキー・チェンお得意のコミカルシーンも空回りしている。女装シーンなども面白いのだが・・。
 何よりも、祖父チェンを演じた俳優が、全然お爺さんに見えないのである・・。

・後半は、祖父チェンの愛弟子に依る修行シーンなどは、やや名作「蛇拳」「酔拳」を彷彿とさせ、物語を一気に締めてくれる。嬉しい。

<悪役の「鉄の爪」の異名を持つ最強の殺し屋のコスチュームなども、観ると”ウーム”なのであるが、今作のカンフー指導も若きジャッキー・チェンが行っている事を考えると、意義ある作品である。
 なにしろ、現在でも主演作を日本で公開するジャッキー・チェンには、敬服するしかないし、多くのファンが今でも多数いらっしゃるという事実には、改めて頭を垂れるしかないのである。
 こんなに息の長い、凄いカンフーアクション映画俳優は、ジャッキー・チェンしかいないのであるから。>

NOBU