クレイマー、クレイマーのレビュー・感想・評価
全87件中、61~80件目を表示
愛にあふれた親権争い
アメリカの裁判事件は、原告VS.被告という書かれ方がされる。
というわけで、クレイマーさん(元妻)VS.クレイマーさん(元夫)の
親権争いを描いた作品。
この映画の素晴らしいところ。
1つ目、親権争いを、一方的ではなく両方の立場からしっかり描いている。
2つ目、妻も夫もお互いを尊重している。
親権争いにありがちな貶しあいではない。
相手を下げるのではなく、自分を上げて親権を獲得しようとする。
3つ目、深い愛情で溢れている。
妻も夫も親権の獲得を第一に考えていない。
子のためなら親権を放棄してかまわないという意志で臨んでいる。
ヨリが戻っても戻らなくても、この親なら子は健やかに育つに違いない。
しわ寄せが可愛い我が子にいく離婚
裁判で互いに非を認める元夫婦。
夫は良き父に変化を遂げ、どちらも養育に不適とは言えない。それは子供が1番わかっているはずで、子供にはどちらの親も欠かせないのに、裁判は大人の間で行われており、家庭が親の事情で壊れてしまう事がとても切ない。しわ寄せが無垢な子供にいくのがもどかしい。そもそも、裁判を介してしか両親が話し合いをできていない。母親は父親の変化も遠巻きに数回見るだけでしかわかっていないだろう。会話不足だと感じた。
子供が7歳という絶妙な設定で、環境が大人にさせている部分もあるものの、18ヶ月の間にママ命のbabyから、父親とチームを築けるboyに変化していく。子供が時に父を、時に母を頼る事はこれから何度となくあるだろう。両親2人でその成長を見守っていけたら良いのに。最後のエレベーターで「おかしくない?」「素敵だよ」のシーンが、夫婦が初期に戻ったように素直に接しあえていて、よりが戻るかも?と一筋の希望を持てて良かった。
フレンチトースト失敗→子供が皿を用意し、買ってきたコーヒーとドーナツ→2人で手作りのフレンチトーストという朝食の変化が、父子の距離をうまく写し出していた。
クレイマークレイマー
夫妻のトラブル
どう表現すれば良いのでしょう。これは観る年齢、あるいはその時の自分の状況によって見方が大きく変わる作品だと思います。仕事ばかりに熱中し、家族のことは少しも考えたことのなかった父親(ダスティン・ホフマン)。彼の妻(メリル・ストリープ)は、ついに息子を置いて出て行ってしまいます。そして、今まで経験したことのなかった"育児"と"家事"を強いられることに…。
父子が徐々に心を通わせ、本当の愛を知ったホフマンの前に突如現れるストリープ。彼女の目的とは!?
なんかサスペンス風な書き方になってしまいましたが、要はこんな感じです。子役の演技がとても説得力があり、中立の立場(つまり夫妻の間で起きたトラブルを見守る傍観者として)で観ることができたり。時には父に、時には妻に感情移入をしてしまう場面もチラホラ。あの有名なフレンチトーストの調理シーンが、とても印象的です。
ダスティンホフマンが良い
ダスティンホフマンの父親役、すごく良かった。特に笑顔かな。女の人に対する笑顔と子どもに対する笑顔はなんか違うように感じた。
すごい温かい笑顔。頼れるお父さんであり、夫像なような気がする。
海外の人特有かもしれないけど、怒る時って日本人には出来ないような、カッと怒る感じ、レオナルドディカプリオもそうだけど、本気でカッと怒るからすごいと思う。
終わり方もまた絶妙だったなー。
続きは想像できるけど、見たかったなーって思ってしまう。まぁ見せないのが美しいのかもしれないけど。
「どう?変かな?」「素敵だよ」ドア閉まる。暗転!!!
ってのが、映画だなーー!って感じ(笑)
心あったまるねー。
フレンチトーストに始まり、フレンチトーストで終わる。
あの親子のコンビネーションも良かった。海外の親子って感じ。日本ではない光景。
良かった!この映画の心の温まり方はダスティンホフマンの力がすごいと思った。
A+ (特に父親、息子は必見!)
じんわり
すごくよかった。
とても古い映画
子どもに対しての愛がすごくて、育児をすることで精神的にも成長する父親が観ていてよかった。
子どもは本当にいい意味でも悪い意味でも影響力が大きいと感じた。
フレンチトーストの作り方がうまくなったのに別れる事が決まって気まずい感じの2人に感動した。
大人になってもう一度観たい。
王道の力
フレンチ・トーストの作り方
総合85点 ( ストーリー:80点|キャスト:85点|演出:85点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
夫婦の間にはいろんなことがあっても、子供への愛情は本物だった。仕事にかまけて家族のことをまともに振り返ってこなかった自分に気が付き、失ってその大切さに気が付く。子供のために慣れない家事を始めて学校の送り迎えをして遊びの相手もして、親権獲得のためには持てる全てを出して一日で仕事を探そうとする。気が付くといつのまにかフレンチ・トーストも美味しく作れるようになっていた。
ダスティン・ホフマン演じるそんな父親役の奮闘ぶりがまず目に付く。夫に我慢出来ずいきなり家庭を捨てたメリル・ストリープもまた、自ら捨てたものの重大さに気が付く。そんな大物俳優二人の演技力がすごいし、子供の関係性を見事に描き演じていた。
子供
クレイマーVSクレイマーだというのを初めて知った。
全87件中、61~80件目を表示