クレイマー、クレイマーのレビュー・感想・評価
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両親の離婚を経験した人間から見ると、理解できない場面も多い作品。評価に困る。
初めての鑑賞
家庭を顧みない、仕事人間の夫
自身が打ち込める仕事につきたいが、夫の理解が得られず不満の妻
これ以上の結婚生活は無理と、一人で家を出る妻
その後、子供の親権をめぐって裁判で争う、元夫婦の物語
自分は両親の離婚、親権争いを経験してるので
大人の自分勝手な言い争いに見えてしまった
置いて行かれた子供から言わせれば、母親を選ぶ理由は無いです
理由はどうあれ、捨てられたのですから
一度はあきらめた子供の親権を取り戻したい母
これからも自分が育てていくことを望む父
裁判に敗れ、子供を元妻に引き渡す日
全然料理ができなかった父が、息子との最後の朝食を手際よく作るシーンは
たしかに胸に刺さった
40年以上前の映画に今さらだが
奥さんに家出された夫が、仕事と子育ての両立に奮闘する物語
のほうが良かったのではないかと思う
最後のシーンは謎が残った
母は子供をあきらめた?
この家に戻ってやり直すようには見えなかったが・・・
見る側にラストをゆだねたのかもしれないが
何のための裁判だったのだろう・・・・
自身、あるいは両親でもいいが
全く離婚の経験がない人間が見たらいい作品かもしれない
ビリーも、もう50歳かぁ~
そうだよなあ。数十年ぶりに観たので細かいところは忘れていたけど、やっぱりいい作品
今回、新発見したのは、「クレイマー、クレイマー」じゃなくて
「クレイマー 対 クレイマー」なんやね(^-^;
こっちの方がわかりやすい。
タイトルなし(ネタバレ)
夫婦不仲はそこだけの問題じゃなく、一番の影響は子供にいくんだぞと教訓になる作品。夫の慣れていない育児から始まり、徐々に対応して子供を中心とする生活を送るまでの成長には感動した。その分かりやすい指標としてフレンチトースト作りが序盤、終盤にそれぞれ挟まるが、ここまでフレンチトーストが輝いた作品もないだろう。
気になった点は妻側にどんな事情があるにしろ、夫側視点しかないことで、身勝手にフラフラとしているようにしか感じられなかったのは残念。そして含みのあるラストと言えば聞こえはいいが、それが個人的にはガサつきにも感じてしまってあまり心地のいいものではなかったかな。
社会への問題提起として作品を受けとるならこれ以上はないとも思うので、受け取り方次第かな。
【”僕が悪い子だから、ママは出て行ったの?”と5歳の息子は僕に言った。離婚を否定はしないが、”自分がキチンとした仕事が出来るのは家人のお陰という事を忘れてはいけない”と結婚後に学んだ作品。】
ー 今作を最初に観たのは映画好きの父から誘われてTVで観た小学生時代だった。
面白くもなんともなかった。
覚えているのは、フレンチトーストを上手く作れないテッド(ダスティン・ホフマン)の姿くらいである。
その後、若くして私には過ぎた女性と一緒になり、子供が出来た後、BSだったかなあ・・、独りで見た。
当時の、家人に対する、自覚なき愚かしき行為、言動を猛省した。
家人は、仕事も出来る有能なキャリアウーマンだったが、”子供と一緒に居たい・・”と言って会社を退職した。
そして、二人の子供は、私には出来すぎた大人に育った。
全て、家人のお陰だと思っている・・。-
◆感想 ー個人的な感想が、ダダ洩れです・・。-
・仕事しか頭にない、テッドに見切りをつけたジョアンナ(メリル・ストリープ)の苦渋の決断。
- 今、観ると、正に30代の私と同じテッドの姿。学生時代から愛読していた、故、伊丹十三氏の数々のエッセイにより、”女性は男性よりも優れており、大切にすべし”と言う概念は持ってはいたが・・。(ちなみに、伊丹さんは一度離婚されて、宮本信子さんとご結婚されているからこその、金言の数々である。)
<家人に絶対に言ってはいけない事>
・誰が、飯を食わせてやってると思っているんだ・・。
だが、言葉にはせずとも、態度には出ていたらしい・・。
今作で、メリル・ストリープが演じたジョアンナの気持ちを家人にさせていた事に、猛省した。
ー 因みに、アメリカの経済雑誌フォーブスでは、十年前から専業主婦の時給換算した年収は1200万円と書かれている・・。土日なく、家族のために働く主婦。ー
・好き合って、結婚した男女が子供が出来、男の仕事と地位が上がる事で、専業主婦の孤独感が増して行く様を、メリル・ストリープが好演している。
テッドの、妻の気持ちを察するアンテナが仕事の忙しさもあり、低かったのであろう。
- そして、妻が居なくなって初めて自分自身が、如何に妻に支えられて、仕事をして来たのかをテッドが理解するシーンが、今作では随所で描かれている。-
・テッドとジョアンナが、息子の親権を巡る裁判のシーンは、観るのがキツイが、二人が理性を保った態度で臨んでいる事に救いを感じる。
そして、ジョアンナが、今まで家庭を顧みる事の無かった元夫の頑張りを、ガラス越しに見ている幾つかのシーン。彼女が裁判後に下した”息子を想っての”苦渋の決断。
- メリル・ストリープの抑制した涙の名演技は、男にとっては堪える・・。-
<離婚を否定するする積りは毛頭ないが(特に愚かしき夫のDV被害に遭っている女性)、一度は深く愛し合った男女は出来れば、生涯添い遂げたいと思った作品。
何故ならば、両親の喧嘩や、離婚が子供に深い傷を与えてしまう事例を実際に見て、対処しているからである。
今作は、1980年公開の作品であるが、時代の先を見据えた優れた作品であると思う。>
「答えはない」という答え。
現在、離婚騒動そして親権争い問題の冷戦中の状態で鑑賞。(詳細は妻と喧嘩後に仕事で家を出ると、妻が子供全員連れて500km程離れた実家に帰っていた)
「旦那の俺の何が悪い?」 や、子供に説明しながら「俺が悪かった」と反省する所に共感。
反省し、そして前向きに歩みを始めるが元妻が‥
妻の離婚理由がいまいち分かりにくいが、「どんな理由なら良くて」、「どんな理由なら駄目」と言ってもそれは正論であるだけで正解ではない。
結局、夫婦間に答えなんてないから。
悩む理由は子供の存在。
波乱まみれの家庭環境で育った子供時代を経験する俺からすると「子供は勝手に育つ。」のが一つの真実ではあるが‥
"自分の人生"と"理想の子育て"の狭間で悩むのも、三人の連れ子と、まだ三ヶ月の赤ちゃんの父親である俺は痛い程分かる。
きっと元妻目線で作ると全然違った作品になるのも想像がつくし‥
上手くいかせる為に頑張ったが、上手くいかなった。
これは夫婦であれ、仕事であれ、こんな事は人生において良くある事で「仕方ない」と前に進めるタフさが大人には必要であると思う。
最後に、元妻に「素敵だよ」と言える元夫こそ、素敵だった。
女優力の異様。
縒りを戻して幸せに暮らしたとさ・・・
泣ける
失業したらこの映画を見ろ?
夫婦ってむずかしいね
夫婦って難しいし子育てって本当に難しいよね。
好き合ってたはずなのに、一緒に暮らすと悪いところばっか目についてしまったり。
それぞれ折り合いをつけて協力し合い進むのが一番なんだろうけど、
理想じゃ生きていけないですよね。相手をコントロールするなんてもってのほかだし。
我慢の限界を迎えた時に、やり直すのか、それともやっぱり無理と決別するのか、
究極の選択だよなあ、と思う。
何個か離婚問題映画を見た中で、ダントツでこの二人は話し合いが足りてない気もします。
もうちょいなんか選択肢があったのでは?と、
でもこういう意見は部外者だから言えるんだろうなあ。
昔の「男は黙って仕事、女は黙って家事」、というステレオタイプから、
ほんの少し抜け出した時代感を感じつつ。
(それでも奥さんのキャラクターはもうちょいなんとかならなかったのか…?
いわゆる「ブロンドキャラ」の型がまだ微かに見えるので、今の感覚で見ると、ちょっと個人的にはキツいかなぁ)
フレンチトースト食べたくなりました。
ジョアンナ
若い頃にこの映画を観て、ジョアンナの気持ちがわからない、わがままだと思いました。
いま改めて観てみたら印象が変わるはず、と思ったけど同じだった…夫婦生活を見ていないからでしょうか。
テッドが話を聞かない人間だったのは分かるけどこうなる前にもう少し話す場を持てなかったのかな。
せめてビリーにきちんとお別れを言って出て行ってほしかったと思ってしまいます。
当時のウーマンリブのような時代の流れを体感していないので理解出来ない部分があるのかもしれません。
今よりもっと女性が生きづらい時代だったでしょうしね。
それにしてもビリー役の子の演技は本当に素晴らしい。
家族になっていく
どこの家庭にも起こり得る悲しいドラマ
とてもよかった
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