「予想だにしないラスト」クリーン、シェーブン JJJJJさんの映画レビュー(感想・評価)
予想だにしないラスト
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前評判通り、画と音で観る側の想像を掻き立て、作り手の繊細さ(≒神経質)が伝わってくる。特に食事のシーンでの潰されたトマトや必要以上に塗られるマスタードは、ピーターの心情や母親との重苦しい関係が語らずとも伝わってくる印象的なカット。画面に所々映る線やノイズ等の演出は、今後映像作品を観る上で鑑賞のポイントとして参考になりそう。全編が奇怪なだけあり、予想だにしなかったラストシーンには静かに胸を打たれました。
そもそもピーターが犯人だったのかという疑問は鑑賞後にじわじわと湧いてきたのですが、これが監督のメッセージだったのですね。
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