「チンピラギャング一代記」グッドフェローズ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
チンピラギャング一代記
ジョニデの「ブロウ」を見てから、レイ・リオッタ&コカイン繋がりで見ました。構成、音楽、ヘンリー(リオッタ)とその妻による一人称語りが良くて、一周廻ってのオチなど細部も凝っていてとても面白かった。ジミーもヘンリーもアイルランド系だから幹部には絶対なれないとか、ママがシチリア系だから幹部になれたトミーも、イタリア系大物をかつて殺したから幹部になるもすぐに殺されてしまったとか非情できつい世界だ。トミー役、すごくうまかった。狂気とふざけが表裏一体のあの甲高い声と話し方は絶品だった。リオッタのブルー・グリーンの瞳は素敵でその瞳だけでどんな役でもすぐにわかる。笑顔が最高で怖いデニーロは若い時から年とってまでの変遷が自然でかっこよかった。いつのまにかグレイヘアになっていて、老眼鏡から覗く目がレンズのせいで大きくて、ヘンリーをかなりビビらせた。
ギャング妻は極道の妻達みたいなものなんだろうか。顔色悪くて化粧が濃くて服は安っぽくてと、ヘンリーの妻は観察する。ユダヤのお金持ちのお嬢さんも時と共に変遷して夫の愛人脅しもガンガンする。カツラの話とかトミーのママの絵画とか笑えるところも多くてさらっとしてる感じも良かった。
スコセッシ監督の作品はまさに映画!
talismanさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
速攻でお薦め作品を観られたtalismanさんの映画に対する熱量も素晴らしいです! 「 ブロウ 」、見逃さないようにします。
talismanさん
「 ブロウ 」、未だ観ていませんが、かなりお薦めなのですね 🎥
アレコレの本音語り、レイ・リオッタの絶妙な表情、たまりませんでした。
( 映像はリアルギャング映画でしたが、尚更リアル感が ⤴︎ )
「 ブロウ 」、インプットしました!
観るの早ッ!!
本作を見ないで通るのはナンセンスですから!?
知らなかったマフィアの内部事情が小難しさを抜きにしてテンポ良く描かれている所が素晴らしいと思います。