「【”舟遊びをする人々の昼食ならぬ、草の上の昼食。”生殖器官に支障がなければ、人工授精よりも愛の営みで子を授かる方が良いよね!今作は示唆に富んだ牧歌的且つ寓話的なラブコメディである。】」草の上の昼食 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”舟遊びをする人々の昼食ならぬ、草の上の昼食。”生殖器官に支障がなければ、人工授精よりも愛の営みで子を授かる方が良いよね!今作は示唆に富んだ牧歌的且つ寓話的なラブコメディである。】
ー ご存じの通り、ジャン・ルノワール監督の父は、フランス印象画家のピエール・オーギュスト・ルノワールである。代表作は、「舟遊びをする人々の昼食」である。-
■合理主義者の生物学者のエチエンヌ・アレクシ博士は、人工授精で優秀な子供を残すべきとの主張を掲げ、欧州代表大統領選に出馬しようとしていた。
一方、男に幻滅していた農家の気の良い可愛い娘・ネネット(カトリーヌ・ルヴェル)はアレクシに賛同し、彼の研究の実験台になろうと別荘を訪ね、小間使いとして働き始める。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・エチエンヌ・アレクシ博士が友人達とピクニックに行った時に、現れた山羊を連れたお爺さんが笛を吹くと、突風が起こり人々は右往左往する。
そして、風が止むと男女のペアは突然に、愛の行為を始めようとするのである。何かの寓話であろうか。
・そして、エチエンヌ・アレクシ博士も川で裸体で水浴びしていたネネットを誘い、草むらに消えるのである。クスクス。
・健気なネネットは子を身籠りながらも、明るく小間使いとして働くのである。政略結婚の準備をしていたエチエンヌ・アレクシ博士は、そんな彼女の姿を見て、結婚式場にネネットを連れて行き、結婚するのである。クスクス。
<今作は、合理主義者の生物学者のエチエンヌ・アレクシ博士が、人工授精で優秀な子供を残すべきと主張する中、天の風が吹き可愛いネネットと恋に落ち、結婚する様を寓話的に且つ牧歌的に描いた作品である。>
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