ギルダ

劇場公開日:

解説

「踊る結婚式」「晴れて今宵は」と同じくリタ・ヘイワースが主演する映画で、相手役は「盗まれた青春」のグレン・フォードが勤める1946年作品である。E・A・エリントンの原作をジョー・アイシンガーが改作し、「恋の10日間」のマリオン・バーンネットが脚色し「楽聖ショパン」「再会(1944)」のチャールズ・ヴィダーが監督したもの。助演は「新モンテ・クリスト」のジョージ・マクレディ及びスティーヴン・ジェレイ「ゴールデン・ボーイ」のジョセフ・カレイア「果てなき航路」のジョセフ・ソーヤーその他で、撮影は「焔の女」のルドルフ・マテが指揮している。

1946年製作/アメリカ
原題または英題:Gilda
劇場公開日:1949年8月

ストーリー

アメリカの青年ジョニイ・フアーレルは、何に絶望したのか、人生を冷眼視して、流れ流れて南米の涯の港、とある賭博場で、いかさまサイを転がして危ない渡世をしている。それがバレて殺されかかった時に、マンドソンという男に救われる。その男は大仕掛な賭博場を持っており、ジョニイはそこで働くこととなる。ジョニイの過去の秘密をマンドソンは聞こうともしなかったが、その原因が女であることはおおよそ想像がつく。ともかくジョニイの捨てばちな気持ちは賭博の親分には好都合であり、たちまちジョニイはマンドソンの右腕となる。賭博場で彼は奇妙な哲学者のポーター、アンクル・ビオや、賭博場のオブレゴンと知り合いなる。マンドソンは、店をジョニイに任せて旅に出たが、帰って来た時には美しい花嫁ギルダが一緒であった。彼女こそジョニイの過去の女である。いったんは別れて仲ながら再びあい見れば、ギルダにはマンドソンより若くて男振りのいいジョニイに心引かれる。しかし男は冷淡である。それが憎くギルダは心にもなく、お客の誰彼と露骨にたわむれる。そのようなギルダの姿を見せつけられると、本当は彼女を忘れ得ないジョニイの胸は煮え返る思いである。ベルリンは既に陥落したが、マンドソンのカジノが、ナチスパイ団の巣窟の1つであることをジョニイはかぎつける。一夜1人のドイツ人が、カジノで殺される。その夜、ジョニイは耐えられなくなったが、ギルダのアパートに訪ねてゆく。同じ思いの2人が、抱擁している時、マンドソンはその様を見届けたらしい。思う所にあって、自殺の体をよそおってマンドソンは失踪する。親分が死んだと思ったジョニイは、親分の仇討ちの目的でギルダと結婚する。ギルダはモンテヴィデオに逃れ、カフェの歌手となる。賭博師の仮面を破っていたオブレゴンは、政府の密偵である。彼はギルダが何も罪のないことをジョニイに告げる。愛人同士が和解した時、マンドソンは影のように現われ、2人を射殺しようとした。その刹那、彼の背後をずぶりと刺したのはアンクル・ビオである。しかしマンドソンは、政府の記録では自殺したことになっている、といってオブレゴンはビオを放免し、ギルダとジョニイは新生を求めて故国アメリカへ向かうのであった。

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映画レビュー

4.0リタ・ヘイワースの美しいこと!

2021年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

萌える

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イヌガミー

4.0リタ・ヘイワースを観るならば絶対外せない作品です

2019年11月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

リタ・ヘイワースを不動の大女優に押し上げた伝説の作品です
「ショーシャンクの空に」、「マルホランド・ドライブ」などでも本作のポスターが出てくる程

本作は彼女の美貌をひたすら愛でる為の作品です
すらりと伸びた長い手足、びっくりするほど細いウエスト、知的な風貌、美しい髪
その彼女が歩く、見つめる、笑う、怒る、泣く、踊る、歌う
歌うシーンは3回
特に長い手袋を歌い踊りながら投げるシーンは有名です
その姿は正にこれこそハリウッド女優!そのものです

その彼女が実に多くの衣装を取っ替え引っ替え登場するのです
彼女を約2時間、見つめ続ける為に物語があり、彼女を美しく撮ることが主、物語は従です

しかし、この物語が侮れずなかなかの作りです
ナチの隠し財産が絡んでいます

奔放な女、しかしその中身は純情な女
男はこの女のことで頭が一杯になってしまう
正にファムファタルそのものです

リタ・ヘイワースを観るならば絶対外せない作品です

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あき240

4.5シンプルに面白い

2018年10月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

リタ・ヘイワースの作品が気になっていたので鑑賞。彼女の魅力が十分発揮されている作品であった。
ストーリーは、とあるカジノのオーナーであるマンスンとその愛人のギルダ、突如カジノで働くことになったジョニーの三人による愛憎劇である。
1946年に公開された本作はモノクロであるが、リタ・ヘイワースの存在が大きいのか、その古さを感じさせない。彼女の妖艶さ、華麗さは今の我々が見ても新鮮でとにかく美しい。
ストーリーも割と良く、起承転結があって凝った展開を楽しめる。
リタ・ヘイワースとグレン・フォードの相性が非常に良かったように思える。息の合ったコンビであると感じた。
今の我々が見ても楽しめる作品で、リタ・ヘイワースが気になる人は見て欲しい作品である。

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ジンジャー・ベイカー

4.0リタ・ヘイワース最高!

2017年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

怖い

興奮

主人公(グレン・フォード)は一匹狼のギャンブラー、賭博場のオーナーに命を助けられ、賭博場の管理人となる。
オーナーがtp津全、結婚、新婦(リタ・ヘイワース)を見てビックリ、別れた女だった。
一方、オーナーには謎めいた秘密があった。
リタ・ヘイワースは色っぽくて、男たちを狂わせるのは仕方がないと思わせる。

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いやよセブン