CUBEのレビュー・感想・評価
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タイトルが気になったら、絶対に観るべきサスペンス。
低予算映画のお手本の様な作品。サバイバルスリラー、ワンシチュエーションという難しい内容ながら、よく練り上げた脚本と思う。
だが、鑑賞者の幾つかの疑問は一切受け付けないストーリー展開。ラストまでに回収も無く、設定は強制的に受け入れるしか無く。様々な『何故』は各々で飲み込むしかない。
それでもやはりグイグイと引き込まれる設定、その最初のアイデアは素晴らしい。敢えてのクセが強い登場人物、極限状態の人間の本質的な部分は考えさせられる。かなりのエグい表現はあるので、グロいのが苦手な人はキツイかも。
登場人物達の心の機微がわかりにくく、感情の移り変わりや考えも理解しにくい。極限状態を表現するにしても、精神的に追い詰められるシーンや、体力的に苦しむシーンがもう少しあればと思う。
だがワースのラストのセリフ、こんな現代だからか20年以上昔の映画なのに深く心に刺さった。
演出など色々と気になる場面はあるが、後世に大きな影響を与えた理由がわかる作品。
少し退屈
外側に行くのが難しいという話
人工的な四角い部屋で、お腹も空かず、目的も不明のまま、六面体の6つのドアのどれかの向こう側に移動し続ける話。
今作は、登場人物たちが移動する目的が不明のままストーリーは進む。進むのが当然であるように、あるいはそれが本能でもあるかのようだ。
大変な思いをしながら移動したのに同じ場所に戻った時、行けるところに進むだけでは意味がないことを悟ったりして面白い。
この世界の製作者から選ばれれば、生き延びるということなのかな。
余談だが、我々の住むこの世界は円であるという説がある(聖書による)。別の説でも国連のマークのように、世界の中心に北があり、南は全て南極に囲まれていて外に出られない(フラットアース説の場合、円という表現がしっくりくる)。
南極条約があり南極大陸の詳細は明かされていない(いつまで経っても地球儀やGoogle Earthは正確な地図ではないと言われている所以でもある)。
一般的に知られている球体の世界(ボールアース説)も同じように結局は外に出られない(宇宙に気軽に行けない、もし行けたとしても宇宙で暮らせるようには身体が造られていない)。
アイデア勝負に勝った作品
立方体からの脱出‼️
なんの脈絡もなく唐突に不気味でトラップ満載の部屋で人が死ぬ‼️登場人物たちも何の関係もなく、赤の他人の集まりで無理やりにそこに連れ込まれた人間ばかりで、意味不明‼️判明しているのは "キューブ" から脱出しなければ死が待っているということのみ‼️しかもかなりグロテスクな死‼️密室の空間とチョー怪しい色彩が緊張感と不安感と疑心暗鬼をあおり、閉じ込められた人間たちの心理描写に磨きをかける‼️登場人物たちはキューブを設計した人、元警官、数学の天才少女、知的障害者etc...一緒に閉じ込められた人たちがこんな人たちだったらヤダーッ‼️観るからに低予算で金かかってない感ありありなんだけど、素晴らしいモノは素晴らしい、面白いモノは面白い‼️あんまりリピート鑑賞はしたくない、不条理サスペンスの怪作‼️
作品に何を求めるかで評価が変わる
■演技・役者
海外の役者さんにはあまり詳しくないのですが、ワース役の方だけ他のドラマで見たことがあります。脚本に振り回されてる感じがなくて、全員違和感が無いです。特にクエンティン役、障害を持つカザン役の負担は大きかったと思いますが良かったです。4/5点。
■映像・音
キューブの中の画が多いわけですが、であるが故に普遍的な良さがあります。どんな映画も古い作品になると、まず視覚で「古い映画だな」という薄いフィルターで見てしまうわけですが、本作は30年近くたった現在でもそれをあまり感じません。と同時にその無機質さ故に、作品の恐怖を盛り上げています。音楽はほとんどないのですが、機械音振動音等が度々挿入され、臨場感を引き立てます。3.5/5点。
■脚本
非常に良くできています。ワースの過去からくる発言も妙にリアリティがあります。全員がめちゃくちゃパニックになるというようなこともなく、キャラクター同士の様々なやり取りはあるのに”ドタバタ”を感じさせないのが素晴らしい。登場人物がかなり絞られている為、感情移入もし易く、人物相関は明瞭です。
一方で少しずつ謎を解き明かされていく楽しさもあります。この点では一部のキャラに負担が偏っていますが、下手に登場人物を増やしてそれぞれが手がかりを見つけるという分散活躍より没入できます。
一部、クエンティン絡みのシーンに違和感を感じるところもありましたが、個人としては楽しめました。4.5/5点。
■総評
◯◯はどうなったの。どうして◯◯だったの。という疑問は残る作品ではあるかもしれませんが、この作品はミステリーではなくエスケープアクションになりますので、動機は最重要課題ではないと思っています。
続編ではその辺りが少し露見しますが、じゃあ続編と本作比べるとどうなんだというと評価は圧倒的にこちらが上です。
秀逸なアイデア
このワンアイディアは本当にすごい
CUBEの原点
これまでもシリーズ化され、多くの作品が上映されてきた中、昨年、日本でも、菅田将暉や杏、岡田将生等が出演してリメイクされた、『CUBE』の原点となった20年以上前の作品。低予算ながらも、世界的にも大ヒットし、積み重なるCUBEの部屋からの息詰まる脱出劇を描いた、密室スリラーだ。
目が覚めたら、CUBEに閉じ込められていた6人。何故、こんなところに閉じ込められたのか理由も分からないままに、CUBEの各面に1つずつ付いている6個のハッチを開いて、隣のCUBE に移りながら、脱出を試みようとする。しかし、各CUBEには、人を切り刻む殺人のトラップが数多く張り巡らされていた。パニックに陥り、互いに対しても疑心暗鬼となる中で、一人、また一人と、CUBEのトラップの餌食となっていく。
暫くすると、そこに集められた人々には、それぞれに、脱出するための術を持つ役割があることに気づくいていく。リーダーとして6人を叱咤激励し、まとめようとする者。CUBEに書かれている数列の意味に気づく者、その数列を因数分解して罠のあるCUBE を見破る者等。互いの力を持ち寄って、安全なCUBE の法則を探り当て、脱出を試みる様子を、スリリングに描いいていく。
密閉された極限空間の中で、命の危機に晒されたら、通常は善人として振舞う人々も、その奥底には、「自分だけは…」と思う、人のエゴイズムの本能が沸々と湧き上がってくる。特に、ラストで唯一助かった者が、そうした人間の醜さから一番かけ離れた存在であったことが、人としての生き方を訴える、この作品のテーマであったように、私は感じた。
この作品が、現在まで数多くシリーズ化されてきた魅力とは、そうした人間の本来の姿をあからさまにする事で、何かしらの戒めと共感を呼んだのかもしれない。
誰のための映画?
ソウを薄っぺらくした作品
25年ぶりに再会
短時間で楽しめる、古さを感じさせないシチュエーションスリラー。
天才的発想で作られた映画
10年以上前に初めて見た時面白すぎて衝撃を受けた。
狭い部屋の中で繰り広げられる人間模様。
現実離れした設定なのに、キューブ内のルールが作り込まれているからすごくリアルに感じる。
オチも最高。
続編も悪くないけど、1作目が1番好き。
最近アマプラで見返したけど、やっぱり面白かった。
元祖をみなくっちゃ!
普通に面白い
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