CUBEのレビュー・感想・評価
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設定とアイデアが秀逸であれば謎は謎のままでもいい
日本版の良い評価を聞かないのでとりあえず本家観た。やばい。とても90分とは思えない重量感、家で観てても酸素足りなくなって困った。閉所恐怖症なのでこれは映画館で観ちゃいけないやつ。セットはあの部屋1つだけという超低予算映画らしい。照明が神がかっている。汗と涙がたくさん出ました。
【改めて考えたこと】
この作品を観るのは、20年以上ぶりだ。日本リメイク版の公開の前の予習だった。
オリジナル「CUBE」は、現在の六本木ヒルズの一角にあったWAVE内のミニシアター・シネヴィヴァン最期の上映作品で、もっとも人気を博した作品だったように記憶している。
当時観た時は、カナダの制作で、こんなユニークな発想や状況設定の作品が出来るのかと非常に印象深かったことを思い出した。
だが、今回改めて観て、その時気が付かなかったのか、もう忘れてしまっていたのか、いくつもユニークな示唆があって、CUBE自体もアートで、このままリマスターして劇場公開しても良いレベルだと感じた。
世の中には様々な「陰謀説」が囁かれている。
Qアノンや、ネット右翼が大好きなディープ・ステートがそうだ。
ちょっと前だったらフリーメイソンや、イルミナティもそうだが、フリーメイソンは、そうした組織ではないことを自ら公言しているし、フリーメイソンの乗っ取りを画策したイルミナティは、その陰謀が暴かれ、ずっと昔に消失してしまっている。
CUBEはどうだ。
外郭だけ作成し、他は知らないという男の示唆するところは重要だ。
役割を分け、それを忠実に実行しただけ。どのように利用されているのかは知らない。陰謀などないのだ。起こっていることは全て不可抗力だ。
これは、僕たちの世界そのものではないのか。
だが、CUBEの中の人間と同様、役割は果たしていても、或いは、役割を果たしていると感じていなくても、CUBEが、世界が、どのようなシステムで動いているのか詳細は知らず、世界のどこかで神々のようにふるまう輩がいて、世界を動かしているような気になるのだ。
アダム・スミスが「国富論」で「見えざる手に導かれるように」と記してしまったばっかりに、余計、陰謀論に拍車がかかるようになってしまったのだろうか。
(※因みに、日本では「見えざる手」に「神の」と修飾が点きますが、これは日本の経済学者の誇張なのだそうです。)
そして、このCUBEに導かれた人のように、本当は、知恵を絞れば、ソリューションは見いだせるのだと言うのが、この映画の本当の意図のように思える。
陰謀は無能な傍観者の考え方だ。
CUBEのなかで起こる差別、罵詈雑言、怨恨、暴力も僕たちの世界のものだ。
まあ、警察官だと言う男も含め、少しステレオタイプのような気もするが、シンプルに示唆的にするための演出だとう思う。
ただ、サバイブするのが......というのは、こうしたタイプの映画のありがちな設定だなと思って、少し笑ってしまった。
立方体
低予算なのにこのクオリティは素晴らしいと思います!
それぞれの役割だとか、人間の浅ましさや真の優しさが垣間見える作品…
アメリカの警察官ってイメージ的に傲慢だったり自己中心的な感じだったけど、あの黒人そのものでしたねぇ。
最後の驚きと、胸にザワザワ残る感じ…
何度見ても面白い作品ですね!
シュチュエーションスリラーのテンプレ
謎の立方体が沢山ある部屋に閉じ込められた6人の男女が何とか脱出しようとするも、殺人トラップに翻弄されたり仲間内で争いが生じたりするシュチュエーションスリラー。
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男女6人それぞれにキャラと役割があって、最初に死にそうフラグ、生き残りそうフラグ、後からヤバい奴になりそうラグ、などスリラー映画あるあるの古典的な型。特にやっぱり警官は良いねえ。
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あいつ何もしてない頭は悪い、最後の靴を投げ捨てるくせに、力があるからって威張り散らしてもはや最後らへんは無能すぎて笑けてくる。そもそもこのゲーム、力があることはあまり役に立つことってないんだよな。逆にその力は仲間内の足を引っ張っているだけ。子供3人いるとか言ってたけどどうせ奥さんに全く会わせてもらえてないんだろうなぁ。
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障害を持ってる子が「緑の部屋が良い」と言うようにCUBE内の各部屋の色によって登場人物達のメンタルにも影響を与えているらしく、確かに揉めてる時ほぼ赤い部屋なんだよね。日本版を見る時にも赤い部屋が出てきたら何かが起きるサインかも?
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CUBEを建てた理由も特にないし、誰かが観察して楽しんでいる訳でもないし、選ばれた人にも理由がない、理不尽な恐怖。ここら辺は続編で明かされちゃってるらしいけど、この映画は理由がないということが1番の恐怖だと思う。
もっと早く観とけばよかった…
年齢性別バラバラな男女6人が何百もの立方体が連なった謎の空間に閉じ込められ、部屋ごとにつけられた六桁の数字の謎を解きながら脱出を図る話。
初めて観た密室ホラーだったのですが、今まで食わず嫌いしていたことに後悔するほど面白い映画です。とにかく続きが気になります。
私的な見所はサヴァン症候群の青年カザンでしょうか。彼は一部からウスノロと貶されたり見捨てられそうになったりするんですが、彼には天才的な数学能力があり、彼のおかげで一同はどうにかゴールに辿りつくことができるんです。人間特有の悪意や意地汚さを持たない純粋で穢れのないキャラはいいですよね。他にも生き残ってほしい!と思えるキャラやコイツは外の世界に出しちゃダメだろ!と言った個性豊かなキャラクターが出てくるのも魅力の一つだと思います。
人の変貌していく様がリアルっぽい?
アマゾンプライムで観賞。
黒幕の正体、キューブを作った目的等々、最後まで明かされないのでスッキリしない人もいるだろう。本作は極限状態に置かれた人がどうなっていくのか、その顛末を割と現実社会のメタファーとして描かれている。警官や医者、犯罪者、知的障がいを持った人など様々。接点や共通点がない。どんな人生を歩んでいても理不尽な目に合うことを示唆している。
最初の20分くらいまでのグロシーン以降は目をそむけたくなるような残酷シーンは意外とない。それよりもある人物の変貌していく様が妙にリアルで現実でも居そうでそっちのほうが怖かった。関わってはいけないヤバいひとでも、あの状況下では避けることはムズカシイ。人と人の関わり方や怒らせてはいけないとの付き合い方について考えさせられた一作。
やっぱり凄い傑作だと思う。懐かしい。初めては映画館で観たのだけれど...
やっぱり凄い傑作だと思う。懐かしい。初めては映画館で観たのだけれど強烈に覚えてる。
【”死のルービックキューブの中で露呈した救いようのない人間の愚かさ・・”ワンシチュエーション不条理ホラー。今秋公開作はこの映画を越えられるか!】
ー 突然、一辺が4.2Mの立方体に閉じこめられた男女6人が、部屋に刻まれた3桁の数字を基に”素数””因数分解”を解き明かしながら、脱出を試みるワンシチュエーションホラー。ー
・その中には、人生に目的を見出させない中、CUBEの設計に携わったワースや
・6人を率いる立場だった筈のクエンティンのラストでの行い・・
・数学の得意な女子学生レヴン
・知的障害を持ちながらも、サヴァン症候群の特性を活かし、信じ難き因数分解を解き、出口に導くカザン
<謎の立方体に閉じこめられた男女6人の人間関係を描きながら、出口を求めて足掻く姿を描いたワンシチュエーション不条理ホラー。
最後に、明るい外界の光を生きて観れたのは、誰であったのか・・。
今秋、公開予定の最新作が楽しみである。>
いい緊迫感があってよかった
むかーし一回見たことあるけど全然覚えてなかった。
YouTubeで紹介してたのでもう一回見てみようと思いたった。
非常面白かった。
日本でリメイクするみたいだけど、難しいんじゃないかな。。。
これは演出が全てだもんな。全く同じ内容でも別物になりそうだね。
警察官が段々と欲望をあらわにしていくのが上手だった。
少しずつ変わっていく様子が怖かったよ。
一方やる気なさげの設計者は段々といい奴に変わっていく。
このギャップがまたいいと思う。
背景が90分変わることがないので、いつ見ても同じシーンなのに
90分でまとめているおかげで飽きることもなく、
緊迫感は加速していく感じがすごかった。
初めて見た時アイデアに驚いたけど低予算で
こんなに盛り上げられるってすごいと思う。
お金かけずに面白い映画って尊敬します!
よくこんなアイディア思いついたもんですね。
日本でリメイクされるということで鑑賞。面白かったからめちゃ楽しみ。でも「おとなの事情」の例があるからな~。どうなるこっちゃ。
さて本作についてですが。ハイ。面白かったです。新しいキューブの解き方が出てきたり割と以外な人物が悪役になってたり。でもまあアイデアオンリーでここまで名作といわれている気がします。
正直ココ要る?ってシーンが多いです。障害者のカザンが青い部屋が好きで赤い部屋は嫌いというセリフや水や食料がないと3日で死ぬなどどこの伏線にもなってないですからね。
なんていうかそれ以外は特にいうこともないんですよね。私は映画を見てこれは人生の縮図だ!とか難しいことは考えないので「あー楽しかったな。」とそれだけです。まあ見てみてはいかがですか?楽しいですよ。
日本人でリメイクされるらしい
目が覚めると謎の立方体の中。
それぞれの6面には真ん中にドアが1つずつで、隣の立方体に繋がっている。
ただのキューブの部屋もあれば、足を踏み入れるとワイヤーが飛び出て細切れになったり、火炎放射器が発動したりする部屋もある。
キューブのドアには3桁の番号が3つずつ。
密室に閉じ込められて精神が荒れて行く中、脱出を試みる。
小学生ぐらいの頃にテレビでみた記憶がかすかにあった。
そんときは、部屋ごとに重力の向きが変わることがあった気がするんだけど、どうやら違う映画だったらしい。
だから、今回がもしかしたら初めてかもしれん。
罠をくぐり抜けることよりも、暗号を解読することよりも、このシチュエーションでの緊迫感を味わう映画。
それなりにグロい演出はあるから、弱い人は要注意。
あと、因数っていうのは素因数分解したときの数字のこと。
例えば30=2×3×5だから因数は3つ。
7は素数だから1つ。
8は素数ではないけど、2の三乗なので、これも因数は1つ。
求めるには、とにかく素数で割り切れるか確かめるしかないので、数字が大きいとすげぇ時間がかかる。
天文学的。
そんな映画が今度日本人でリメイクされる。
これは不安しかない。
中途半端な死亡シーンとくさい台詞が飛び交うんじゃなかろうか。
イメージとしてはインシテミルのような…。
レンタルでみようかな。
えっ、結局何だったの
密室から脱出を試みるという低予算映画。
謎は謎のままで終わり、なぜあの密室にいたのか?という部分は謎のまま。
正直、深く考えられた映画だとは思えないし、脱出方法の暗号も一般の人間では推理し難い内容なので推理する面白さもあまりない。
正直、本当に低予算の素人が考えた映画って感じがして深く考えられたとは思えない。
ただ、クエンティンが正義感あふれる人間からどんどん恐怖から悪人に変貌していくシーンはおもしろく見ものではある。
白目のドアップ、目を覚ますと360度グルグル回るカメラワークが、謎...
白目のドアップ、目を覚ますと360度グルグル回るカメラワークが、謎の空間に閉じ込められた恐怖を煽る。高難度の謎解きや作り込まれた脚本、スリルが最後まで続き、テンポ良く観る者を飽きさせない
古臭さを感じない
各面にハッチがついた立方体に閉じ込められた複数の男女。ハッチの先には同じく立方体が続いているが中には罠のある部屋も存在し…。
日本でのリメイクが決定したので久々に再鑑賞。内部の構造を数字ひとつで解きながらも2点3点する構成が見事で古臭さを感じない面白さがありました。
サバイバル脱出ゲーム
何故か正方形の部屋に入れられた人たちが、それぞれの能力をフルに活用して脱出しようとする話。
最初のトラップがグロくてビックリした。バイオハザードの編み目のやつを思い出した。
でもそれ以降はグロい要素はあんまりない。それより人の内面のグロさが全面に出てる。
動機や黒幕などがイマイチよく分からなかったが、伏線回収やキャラクターがよく出来ていた。
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