「ポランスキーにとってはシャロン・テートが吸血鬼だったかも…」吸血鬼(1967) KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
ポランスキーにとってはシャロン・テートが吸血鬼だったかも…
もう何十年も昔だが、若い頃には
気軽に楽しく観たような気がするが、
今回再鑑賞して随分とイメージが違った。
基本的にコメディなのだろうが、
優れているとは言い難いボケと小ネタコント
が断続的に続くイメージで、
不必要な場面やストーリー上のもたつき
も多く感じられ、
ポランスキーらしくない印象だ。
この製作時点においては、
多分にポランスキーはシャロン・テートの
ことで頭が一杯で、
彼は彼女に骨抜きならぬ“血抜き”にされて
いたのではなかったのかと
勝手に想像した。
もし、私がポランスキーの立場だったら、
そうなったに違いないと思うので。
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