劇場公開日 2024年3月8日

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「ダニエル・シュミット監督作」季節のはざまで たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダニエル・シュミット監督作

2024年9月1日
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鑑賞方法:映画館

早稲田松竹にて鑑賞。(ダニエル・シュミット2本立て)

ダニエル・シュミット監督作『デ ジャ ヴュ』に続けて観た2本目だが、過去の世界を垣間見る……という点で、よく似た作品の2本立て🎥

物語は、取り壊し予定のホテルで少年時代を過ごした男ヴァランタン(サミー・フレー)が、売店の売り子だったオバサンから「ミッキーマウスの本、35年分(…だったかな?)があのホテルの『海の見える部屋』にあるから取って来て」と頼まれて、ホテルにやって来る。
そして、自分が子供の頃の記憶が甦って、その世界(子供の頃の過去の記憶世界)と現代を行ったり来たりする映画。

少年時代のヴァランタン(カルロス・デヴェーザ)は“世界一の美女”に眼が釘付けとなるが、観ているこちらも確かにその女性が本当に美人なので目が釘付け😍笑
演じるのは、アリエル・ドンバールという女優。ホントに綺麗💕

本作、ただ単に現代と過去の世界を見せるだけには終わらず、手品を見せたり、アナーキストと登場させたりと見どころも用意されている。
とりわけ素敵だったのは、少年時代のヴァランタンが家族と上った階段風景に続けて、大人になったヴァランタンに同じように上らせて捉えたシーン✨

今回観たのは(最近上映された)デジタルリマスター版で、とても色彩が綺麗。
サービス精神にあふれた「子供時代の甘い思い出」を感じさせてくれるダニエル・シュミット監督の佳作🎥✨

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たいちぃ