「思い出の扉が開く」季節のはざまで Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
思い出の扉が開く
3月27日(水)
渋谷東映プラザに移転して営業中の文化村ル・シネマ渋谷宮下で1992年の「季節のはざまで」デジタルリマスター版を。
少年時代に家族が経営し住込んでいたスイスの山の上にあるホテルが取り壊されるので久しぶりに訪れる。
今は無人のホテルに着き中に入れば、思い出の扉が開いて昔を思い出す。
繁忙期にはホテルの階上の小さな部屋で、閉散期には階下の豪華な部屋で生活していた。季節が変わる度に家族みんなでトランクを下げて階段を昇降しては引越していた事を。
ホテルの内装は見事で、ダンス、ピアノ演奏、マジックショーが行なわれて、そこに集う客も多彩だった。女性歌手、伝説の女優、美人女優、毎年やって来る常連客。テニスのコーチと美人女優の逢瀬を覗き見た少年は、女性の衣服の下が「毛」である事を知る。
ホテルの廊下、エレベーター、バー、レストラン。テキパキと従業員に指示を出す祖母は、色々な思い出話をしてくれた。
ホテルの中を歩きながら、懐かしい少年時代に見た大人たちの記憶を辿って行く。そして、最後に「海の見える部屋」に辿り着く。そこには…。
ダニエル・シュミット監督の作品は観ていなかった。シュミット自身、祖父母がホテルを経営していたのでこの脚本を書いたと言う事だが、自身の思い出も反映されているのだろう。
この映画館も閉館した渋谷東映にル・シネマ改装の間の仮住まい。改装が終わる数年後にはあのホテルのように閉じられてしまうのだろうか。この映画を見終わったロビーでそんな事を思った。
共感ありがとうございます。
少年期の想い出は何かギラついていて、いけない感じを醸し出していた。だからこそ強烈に記憶されてるんだろうと思いました。ギラついた色合いはダニエルシュミットの作風ですかねぇ。
自分は未だ映画館のラストショーを経験した事がありません、きっと哀しく懐かしい、複雑な気分になるんでしょうね。
「季節のはざまに」に頂いたコメント、消えてません!ありがとうございます!「季節の・・・」は、ダニエル・シュミット映画ファンが一番好きな映画だとパンフかフライヤーに書いてありました。私も今回初めて見て、大・納得でした!
「ファイティング・ファミリー」の方には、Mr.C.B.2さんのこのダニエル・シュミットの映画のコメントはなかったです。意識的に消すことはできないので、アカウント統合の際に消えてしまったんだとおもいます。これが今回の二つアカウントを一つに、の際に起こったことで本当に申し訳なく残念なことなんです。ごめんなさい
Mr.C.B.2さん、たくさんの共感をありがとうございます。三か月間の短期アカウントで頂いたフォローや共感やコメントは全て消えてしまいました。自身のレビューはコピペによって、従来アカウントに引っ越しせよ、との指示を受けたのでそのようにしました
Mr.C.B.2さん、今度はこちらから(シン・talisman)こんにちは。私はMr.C.B.2さんをフォローしていますが、それはアフター/シン・talismanによるものです。プロフィールに使っている写真は同じ対象ですが微妙な違いがあるのでわかります(ってどうでもいいことですが)。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!