「リザレクション」奇跡(1954) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
リザレクション
次男ヨハネスが神学に没頭するあまり、彼のあたかも自分が神のような妄言を見かねた家族・・・だけど、奇跡は起こると楽観的。
三男の恋人アンネの家へ乗り込むボーエン家の父親。しかし、あっけなく宗派が違うと断られる。家に戻ると長男の嫁インガが3人目の子を出産するが、難産だったため母体の危機。祈りと医学の力で助かるかと思いきや、また様態が急変して亡くなってしまう。
告別式の際、アンネの父親も参列し、娘を嫁に出すことを承諾。この宗派を超えた結婚だけでも奇跡的なんだろうけど、その後に次男が正気を取り戻して「信仰が足りない」と皆を責めるのだ・・・奇跡は起こった。
キリスト教信者でなければこの映画の良さはわからないのかもしれないけど、キリスト復活を思わせるエンディングには神聖な気分に浸れるのです。宗派を超えた敬虔な祈り。それにもまして、人間の温かさまでもが伝わってくる。
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