「女たらし役アラン・ドロンの冒険とラスト」危険がいっぱい あまおとさんの映画レビュー(感想・評価)
女たらし役アラン・ドロンの冒険とラスト
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ルネ・クレマン監督 1964/フランス
ストーリーがおもしろい。宛もなく逃走する事になってしまったマルクが辿り着く先は、謎めいていて、ワクワクと冒険心をくすぐり楽しい。
ここでのアラン・ドロンは陰気臭さがなくて好感度大。(テニスラケットを振り回すのがメチャ上手!)
更に明るい雰囲気のミランダ役ジェーン・フォンダは、作品の背景にはちょっと合わないような気がした。大人扱いしてほしいミランダの欲求もしつこく子供っぽく、誰が主人公よ?と、気が散る。
最後はミランダにまんまとやられる。若い女を舐めんじゃないよ!の皮肉なラスト。が、もともと大して悪くないマルクが閉じ込められる結末は、いまいちだ。
また最後の、市場でのパンクの場面。あの状況でマルクはどうやって逃げられた?また、ヴィンセントはどこにいたことになるのかな?うーん。見せてほしかった。
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