危険がいっぱいのレビュー・感想・評価
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女たらし役アラン・ドロンの冒険とラスト
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ルネ・クレマン監督 1964/フランス
ストーリーがおもしろい。宛もなく逃走する事になってしまったマルクが辿り着く先は、謎めいていて、ワクワクと冒険心をくすぐり楽しい。
ここでのアラン・ドロンは陰気臭さがなくて好感度大。(テニスラケットを振り回すのがメチャ上手!)
更に明るい雰囲気のミランダ役ジェーン・フォンダは、作品の背景にはちょっと合わないような気がした。大人扱いしてほしいミランダの欲求もしつこく子供っぽく、誰が主人公よ?と、気が散る。
最後はミランダにまんまとやられる。若い女を舐めんじゃないよ!の皮肉なラスト。が、もともと大して悪くないマルクが閉じ込められる結末は、いまいちだ。
また最後の、市場でのパンクの場面。あの状況でマルクはどうやって逃げられた?また、ヴィンセントはどこにいたことになるのかな?うーん。見せてほしかった。
惹き込まれる面白さと結末、最後まで目が離せない
アラン・ドロン全盛期
自分勝手な小賢しさがもたらす結末
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )
設定が面白い。バーバラの抱える秘密と、そのために最初は不自然に思えた彼女が慈善活動をしているという理由も納得。そして大まかな流れとして最後はこんなふうになってしまうのかという狡賢さと怖さがいい。話はあちこち無理があるし、特に最後に近い部分で街角でわざとあんな騒ぎを起こしてそこですべてが終わったらどうするつもりだったのだろうとか思う。最後に近いところでは結末にも少し予想がついてくるが、大まかな展開としては楽しめる。若きアラン・ドロンとジェーン・フォンダの姿も観られる。
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