劇場公開日 1926年12月31日

キートン将軍のレビュー・感想・評価

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3.5【無表情の喜劇王のスラップスティックコメディ。ノンストップで繰り広げられる機関車上のアクションは、見応えがあります。】

2024年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー サイレント映画時代の喜劇王バスター・キートンが贈る、全編ノンストップの痛快活劇ー

■機関士ジョニー・グレイ(バスター・キートン)は自らが運転する機関車ジェネラル号に愛情を注いでいた。
 そんなある日ジョニーは、北軍のスパイによって機関車と機関車に乗っていた恋人アナベルを同時に奪われてしまう。
 愛する者と機関車の奪還に燃えるジョニーは、勇敢に敵地へ向かう。

◆感想

・バスター・キートン映画、初鑑賞である。

・ずっと、名のみ知っていたが改めて見るとイケメンであるが、無表情に徹して演技している。チャップリンと違う点だが、列車のアクションも本格的で驚く作品である。

<今後、少しづつバスター・キートンの映画も観たくなった作品である。>

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NOBU

4.5無声コメディ映画の金字塔

2022年6月13日
iPhoneアプリから投稿

『マッドマックス 怒りのデスロード』よろしく壮大なUターン追走劇が繰り広げられる無声コメディ映画の金字塔。キートンの体を張ったアクションシーンに終始ハラハラさせられる。走行中の機関車のカウキャッチャーに座り込むシーンばかりが印象的だが、大砲に火をつけるシーンや機関車から飛び降りるシーンや騎馬の群れの真ん中でアタフタするシーンなどもよく考えてみれば相当危ない。

ショットの切り替えやカメラワークといった編集レベルのテクニックももちろん素晴らしいが、そもそもの舞台装置とその運用が豪勢きわまりない。これでもかという台数の貨車が破壊され、100頭はくだらない馬群が機関車の横を駆け抜け、悪役たちの機関車が橋もろとも川の中に崩れ落ちていく。一体どれだけの予算がかかったのか想像もつかない。

受け手の口角をほんの数ミリ上げさせるためだけにここまでの熱量を込められるというのは本当にすごいことだと思う。この「不真面目を大真面目にやる」というキートンの映画人的矜持は後のジャック・タチやジャッキー・チェンに受け継がれていくこととなる。

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因果