「見れば観るほど味が出るスルメ映画」カラーパープル(1985) たっつん P子さんの映画レビュー(感想・評価)
見れば観るほど味が出るスルメ映画
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1985年って時代に当事者ではないスピルバーグが描くには重過ぎる人種差別を白人をスポットでしか出さない事でまろやかにして、セリーやソフィアにシャグの三者三様の傷や強さに美しさにフォーカスして描いた傑作。女性の自立や尊重と、友情や愛を描いているけど…
幼い頃から何度も見ているうちに主人公のセリーを虐げていたミスターでさえ父親への恐怖から自分の人生を生きられずにいることに気付いた時に、この世界の何が歪んでいるかをいっぱい考える様になった。
差別はどこからくるかとか
差別とは何かとか
主要キャラが一様に何かに傷付いてる
それを無くすにはどうしたら良いかって
今の時代、セリーの時代より自由はあると思う。
でも不自由な時代でさえあった美徳、自分の選択した人生の向こうに何を持ってゆくべきか
セリーの優しさ
シャグの愛情
ソフィアのプライド
ミスターの失敗
ハーポの弱さ
少しでも欲しいもの欲しくない何かが見つかる映画ではないかと思います。
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