「マーロンブランドの瞳は深い。ティーエイジの哀しみを漂わせて僕を見るなよ」片目のジャック はるさんの映画レビュー(感想・評価)
マーロンブランドの瞳は深い。ティーエイジの哀しみを漂わせて僕を見るなよ
地獄の黙示録の無様に太り切ったマーロンブランドしか記憶に残っていなかった。
しかし、まあ、こんなにしなやかに身をこなす俳優だったとは思わなかった。
あの頃はよかった・・・そんなこたぁ言いたくはないけれど、裕次郎が石原裕次郎でなくなったように人は歳をとると人柄が心身に溢れ出すのだろう。
最後の最後まで、マーロンブランドは片目にならないし、どうするのかとやきもきした。
そして。ラスト近くでその意味が分かった。
哀愁に充ちたマーロンブランドはフォルスターを身に着けずに早打ちを見せてくれるし、西部劇にしてはスタイリッシュすぎるストーリー展開だった。
リアルタイムでこの映画を観なかったことを悔やんでしまった。
コメントする