劇場公開日 1998年5月2日

ガタカのレビュー・感想・評価

全125件中、1~20件目を表示

3.0夢みることを勇気づけてくれる

2024年4月15日
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鑑賞方法:DVD/BD
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くまの

4.0It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves. オシャレ映画の皮を被ったど根性映画だこれっ!!

2024年11月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

幸せ

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たなかなかなか

4.5これぞSF

2024年9月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

古い映像がよりSFへのわくわくを助長させる
続きがどんどんと気になる構成で、しっかりと伏線を回収する脚本が素晴らしい

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まるるるるるるる

4.5SFヒューマン物はいい

2024年9月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

画的にはめちゃくちゃ地味でしたが人間描写やSF設定が細かく盛り込まれ、それらを全て活かすストーリー。
思わず熱くなってしまいました。
この時代にSFで差別を扱って押し付けがましくないのもすごいと思いました。

博士、かっこよすぎる

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高い坂

4.0最後の医者がいい。 助けてくれたり、後押ししてくれる人はいると思え...

2024年5月25日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

最後の医者がいい。
助けてくれたり、後押ししてくれる人はいると思えた。
人生を後押ししてくれるメッセージ沢山でよかった。

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UPtwHmNNLjBjFuAF

3.0僕らが旅に出る理由

2024年4月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

 噂によると 夢は生き物で
 愚痴や言い訳で すぐに弱っちまうらしい
 唯一の好物は 可能性
 良かった 俺もあんたも 腐るほど持ってる
 頑張りだけじゃ 足りないとしたって
 頑張ることしかできない同士達へ
 自分を客観視なんてするな
 俺たちの目は ここについてる
 Dreamは comeして trueに成らず
 Dreamは goして trueにしてゆく
 叶う 叶わぬは別
 それさえあれば 人は 輝く
             アフロ 「三文銭」

 私がコメントするより、この唄の歌詞が、この映画の全てを物語っているような気がしますが…。

 生まれる前に性別判断するように、生まれた瞬間、ヒトの将来を測定する。映画の話だけでなく、ある程度、リアルにできるそうですね。デザイナーズベビーもね。ただ、自分の未来が、数値化された世界って…。
 ゲーム「信長の野望」。長尾影虎と云うキャラ使うと、戦場で、とんでもない戦果を毎回出します。戦闘力が最大値で、常に最大値を発揮する設定だからです。
 テストの結果が超人的ならば、超人的な結果が要求される。一番でないと、みんな、がっかりする。銀メダルが、許されない世界。それが、私達の望む、あるいは他者に要求する世界なの?。(そういう意味では、海の向こうの二刀流のアスリートさん、無理せず頑張ってね。大変だと思うけど。いい通訳さん、見つけてね。)
 頑張ることは、無駄な抵抗なのか、頑張ることで、ヒトは進化を遂げるのか?。初めから分かりきったゲームに、ヒトは熱くならない。分からないから、考える、先が見えないから、最善を尽くす。
 誰も笑わない規格品のみが棲息するガタカより、夢みることを諦めないファベーラのほうが、活性化しているのは、何故?。
 皆様のガタカは、何処にありますか?。
 ヒトの可能性を測るのは、誰?。
 その可能性は、誰の都合に合わせた可能性?。

 皆様は、どんな理由で、旅に出ますか?。

     (僕らが旅に出る理由 小沢健二 「LIFE」)

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機動戦士・チャングム

3.5ジュード・ロウのキラキラ感

2024年3月20日
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鑑賞方法:VOD

難しい

まぶしいです。

遺伝子の優劣で人生のすべてが決まってしまう近未来、宇宙飛行士を夢見るヴィンセントは生まれてすぐに行われる遺伝子の検査で心臓の疾患があり、寿命も平均30年程度と診断されてしまった。一方の弟アントンは遺伝子操作の上に生まれた”適正者”。不適正者と診断されているヴィンセントは生まれながらに身体だけでなく就職先を限定されてしまうなど、様々なハンディを背負ってしまう。

それでも宇宙飛行士になりたいヴィンセントは、宇宙船の操業会社であるガタカに掃除夫として就職する。日々宇宙船の発射を目の当たりにするも、不適正者のヴィンセントには万に一つのチャンスも与えられることは無い。

そこで、ヴィンセントは大きな賭けに出る。適正者の中でも優秀な遺伝子を持つ人間に成りすますため、DNAブローカーに接触する。ブローカーの仲介で、元水泳選手でありながら交通事故で下半身不随となったジェロームに出会う。ヴィンセントはジェロームに成りすまし、ガタカに宇宙飛行士候補として採用される。
なんとか宇宙飛行士の選考に残ったジェロームことヴィンセントだったが、会社内で起こった殺人事件を発端に、自らの素性が暴かれる危機に直面する。

DNAによって全て支配される世界というコンセプト自体は考えられなくもないけど、それをここまで徹底的に、或いは妄信的に人の層別に使ってしまう世界観が斬新かつ現代社会の風刺にもなっている気がする。学歴だったり運動能力だったり、これらは自分の努力でどうにかならないわけでもないが、如何ともしがたい部分だってある。でも、それで人を層別するのってフェアなのかな、というよくある疑問。

主人公のヴィンセントメチャクチャ努力している。でも、君の遺伝子イマイチです、はい、不合格。とやられてしまう。これに果敢に挑戦したヴィンセントくんのお話。

だけど、結構引っかかる部分があるのよね。彼を取り巻く人たちだってみんな真摯に生きている。もちろん不正もせずに。
もっと言えばジェロームの人生って何なんだろう。彼の献身をヴィンセントはどう思っているのだろうか。本当にwin-winなんだろうか。
色々と考えてしまった。そう、この映画は誰かと一緒に観て、僕ならどう思う、私ならこう言う選択をするって熱く話し合うのにいい作品だと思う。

にしても、今やイケオジやらイケてないオジジやら色々やってるイーサン・ホークの若々しさ、そして何よりジュード・ロウのその愁いを帯びた輝きがこの映画のハイライト。
二人の若きイケメン、それと作中で脱ぐのかい、脱がんのかい、結局脱がんのかーい!となったユマ・サーマンもまた愁いを帯びた輝き。

観た後の印象はスッキリ感とは程遠い、だけど決してつまらんわけでも無いしムカつくわけでもない、ああ、そうなったのね、と静かに受け止める作品だと思った。

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ハルクマール

4.0イーロン・マスクの遺伝子

2024年3月12日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

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ミカ

5.0“諦めたらそこで試合終了ですよ“

2024年2月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

某有名バスケ漫画のリアルタイム世代でありながら、今も昔も某有名バスケ漫画がさほど好きではない人間ですが、この映画を一言でいうのに、これほど相応しい言葉はないと思います。

シンギュラリティだとかAGIとかVR、エンハンスメント、不老不死、冷凍冬眠だとか色々とSFで楽しんだものが、少なくとも死ぬ間際くらいにギリギリ実現するかもしれない四十路後半世代にとって、この映画との遥か20年以上、もう四半世紀以上前の時の出会いは運命的でした。

医者がゲートを通すシーンと遺伝子情報提供者である親友が主人公をあの空・宇宙へ見送りながら焼却炉で散っていくシーンで、泣けない人は映画を観る必要がないと言い切っても良いと思っています。

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りょう(映画2000本は視聴)

4.0深い作品

2023年12月31日
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プライア

3.0すぐそこにあるディストピア

2023年12月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

難しい

Gattaca、「遺伝子を構成する四つの塩基A、T、G、Cを表している」と最近読んだ書籍にあり、気になっていた。BSで放映するのをたまたま知って鑑賞。

自然妊娠がやましいこととして咎められる社会。精子バンクで有能な人間のモノが好まれる世の中に既になっている訳で、いつこの映像世界が普遍的なモノとなってもおかしくない。ゲノム解析で、個々の能力の限界や疾病罹患率といったところまで、詳らかにされる時代はすぐそこなのだろう。
それを福音と捉えるか、ディストピアとして捉えるか。

科学の進歩、人間の知りたい・確かめたいという欲求は止まることを知らず、我々は得られた知見をどうコントロールしていくのか、ということと向き合い続けるしかない。

生まれ落ちた瞬間に全てが決められる、そんな世の中は御免だな。私自身はそう思った。

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Nori

3.0遺伝子差別

2023年12月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

未来の世界は遺伝子で階層が決められていた。
主人公(イーサン・ホーク)は自然出産だったので、遺伝子的には下層民だった。
弟は遺伝子操作で生まれ、兄とは階層が違った。
宇宙飛行士を夢見ていた主人公は、上級遺伝子を持つ男(ジュード・ロウ)からIDを買い取り、なりすまして宇宙局ガタカに入り込む。
科学の進歩は人間を幸せにはしない。

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いやよセブン

4.5VALID 〜 僕は僕だ

2023年12月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

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こころ

4.5遺伝子を超えた愛と友情、そして挑戦

2023年12月3日
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泣ける

興奮

知的

元祖「泣けるSF映画」として様々な作品に影響を与えたと言われている本作。1997年と古い作品だがその魅力は現在でも色褪せてはいない。

遺伝子によって管理された社会が映し出す残酷さ、近未来世界が映し出す独特な美しさ、遺伝子に抗い、挑戦する尊さを引き立たせる秀逸な脚本、遺伝子社会に打ちのめされ翻弄された人々の「弱さ」を上手く表現した俳優陣。

これらの点が本作特有の切なさと観終わった後の大きな余韻を生み出していると感じた。

先ほど挙げた点の中でも脚本と俳優陣の演技には驚かされた。
物語前半から中盤の流れはゆっくりで古い映画なのでツッコミ所も多少あったが、後半20分はとてつもなく面白く、深く考えさせられる素晴らしい脚本となっていた。
主人公の劣等感から出る弱さを素晴らしい演技で表現したイーサン・ホークには脱帽した。やはり彼にしか出せない弱さがあると思う。

今尚廃れない魅力に魅せられ、挑戦する大切さを知れるとても美しく、オシャレな映画なので未鑑賞の方にはぜひ観てほしい。

観終わった後にはいつも泳ぎたくなる。(伝われ)

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D5

3.5静かなレトロフューチャー映画

2023年11月17日
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難しい

寝られる

派手なアクションシーンも無く、無駄に騒ぎ立てる様な登場人物もいない、世界観や人間ドラマを観るタイプのSF映画です。

『トータルリコール』や『プレステージ』やほんのり『攻殻機動隊』の世界を感じさせる作品です。

「生まれた瞬間に優劣が決められてしまう世界なんて窮屈だなー」が第一印象で、その中で主人公は劣等者認定され、叶えたい夢に挑戦する事も許されない。不公平で理不尽で、『1984年』の様な独裁的な世界観に怖さを感じました。

内容は序盤からとにかく静かで眠くなります。
サスペンス的な要素が加わり少し面白くなってきますが、クライマックスまで、超興奮の展開にはなりません。
イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウらに興味がある方は是非観て欲しいです。

U-NEXTからどうぞ🖐️

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蜷川吝塀

3.0人間の価値とは何かを問う映画

2023年10月14日
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人を客観的公平に評価する判断材料の1つに遺伝子というものもあると思う。 近未来の舞台ではそれが人の優劣の指標となり、努力も報われない主人公が他人の遺伝子情報により、その人となり夢を叶えるというストーリー。

良かったところ、近未来の無機質な街並みや人間関係も希薄に見える舞台の中で、恋人や医者(おそらく局長も)は遺伝子の優劣よりも主人公の人間性や優秀な遺伝子に負けない本人の努力を認めはじめるという本来の人間の評価がまだそこにあるっていうところ。

しかし、近未来の街並みや車、服装などは狙ったとしても斬新さや未来的なものでなく、個人的に残念に感じました。

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キムラ

4.5何を思い、どう生きるか。

2023年9月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

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ezio

4.5考えさせられる映画だった。 適合者と不適合者に分類され、不適合者に...

2023年6月26日
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考えさせられる映画だった。
適合者と不適合者に分類され、不適合者になれば明るい未来はない。
それでも諦めなければ、努力し、頑張れば未来は変えられる。
静かに心に響く映画だった。

イーサン・ホークかっこいいなぁ。

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まる

4.0良かった

2023年5月13日
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鑑賞方法:映画館

日本だったらNHKが作りそうなSF小品。valid or invalidの二項対立で区分される近未来世界の設定は、さすがに今となっては単純すぎて古めかしく思える。ただ、抑制的な語り口と美術がかっこよくて、全編にわたり隙間なく雰囲気を醸し出しているのがいい。そして低予算企画でも、俳優の層の厚さがやはりハリウッド映画。アラン・アーキン、アーネスト・ボーグナイン!ゴア・ヴィダルは何かしら本作の世界観へのシンパシーがあって出演したのだろうか。主要登場人物3人組も良くて、特にユマ・サーマン、美しい。
ひとつ分からなかったのは、あれが管を這わす為の人工造作物だったのか、ということ。

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どんぐり

4.525年前の制作とは思えないほど設定がリアルで古びていないSF映画。...

2023年5月9日
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25年前の制作とは思えないほど設定がリアルで古びていないSF映画。最後までバッドエンドなのかハッピーエンドなのかわからずハラハラする。受精時に能力を判別できるまで遺伝子工学が進化し、優秀な遺伝子を持つ人間が支配する近未来が舞台。自然出生の兄は劣り、選択出生の弟は優れる。家出して下半身不随の適正者になりすまし宇宙飛行士を志願する兄。尿検査、血液検査、DNA検査の連続攻撃をかいくぐれるのか。。。アクションシーンがほとんど無いのに一気見してしまうのは、クラシック調の映像美とユマ・サーマンの魅力(←個人的好み)とポイントを抑えた伏線回収。もったい付けた演出もあるけど、全体的に完成度が高く、ヒューマン要素もたっぷりで、観て損はしないと言える隠れた名作。

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かんりにん