「ハンフリー・ポガード演じる主人公の粋な選択」カサブランカ スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
ハンフリー・ポガード演じる主人公の粋な選択
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舞台は第二次世界大戦中、ナチスの占領から逃れるパリの人々は亡命のため、仏領モロッコのカサブランカへ向かう。
主人公リックはそのカサブランカにて、
酒場兼賭場となっているお店を繁盛させ、
なおかつ困っている人には出国の便宜をはかる
人情家だ。
そこへかつてパリで愛し合った元恋人のイングリッド・バーグマン演じるイルザが
反ナチの活動家である夫のラズロを伴って店を訪れる。
意表をつかれたリックが恋人にとる行動はいかに?
こんな男に憧れるのは私だけではないだろう。
作中の主人公は男のリアルな弱さと思いやり故の狡猾さ・男らしさを上手く描写している。
作中終盤の主人公の選択と行動は恋敵であるラズロもまた真っ直ぐで魅力的だからこその決断とも言える。
逆立ちしてもうなれそうにないカッコいい男性像を見て、憧れを感じた。
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