「醜悪」影の軍隊 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
醜悪
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タイトルから巴里を守ったレジスタンスの活躍ぶりを描く戦争映画かと勝手に想像していたがまるで真逆、レジスタンスの内側を赤裸々に描いて、レジスタンスへの賞賛や美化を真っ向から覆している。正規軍であれ陰であれ戦いは綺麗ごとでは済まされないというのは分かるが見方によってはナチスもレジスタンスも非道さにおいてはどっちもどっちもの感さえ覚える。
連合赤軍の事件が頭をよぎる。主人公は仏レジスタンスの裏切り者粛清役だから仲間と言えど情け容赦なく殺す、それだけの話を延々2時間20分も見せられては病気になりそうだ。
歴史とはそういうものだと言われれば善いも悪いもなく、醜悪なだけだ。
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