帰らざる河のレビュー・感想・評価
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MM先輩段々本気の頃
先輩がお色気専門路線から脱皮しつつある頃の作品です。
とはいいつつもやはりお色気を封印はできないので、最初と最後に見事なショータイムが用意されています。
西部劇にそぐわないキャラクターと思いますが、なかなか西部劇的な話の展開、特にミッチャム先輩の下支えが効いています。
マリリンの女優としての真剣さに見入ってしまった。
マリリンの真剣な眼差しでの演技と酒場での多くの男どもを前にした堂々とした歌いっぷりが印象に残った。激流の河を筏で下っていくシーン、先住民との戦いはなかなかのスリリング。現代ではもっと派手にできるのだろうが。終わり方も途中の息子との会話との対比でいい。
映画界を牛耳る男社会の中で、安いギャラ、男を喜ばしお金目的の女、などの役ばかり。ジョー・ディマジオとの結婚、離婚の少し前の映画。
マリリンのドキュメンタリーを見た後だったこともあり、彼女の人生と映画会社、チープな役ばかりの下積み生活などの状況の中での映画づくり。マリリンのヒット作の愛くるしさとは違う、女優として日々練習を積んでいた気概を見た気がした。
見てよかった。
原題:RIVER OF NO RETURN。マリリンの歌うこの曲と歌詞もいい。
Love is a traveler on the river of no return.
NHKBS 映画マラソン 2022.12.31放送
オットー・プレミンジャー、卒業!
オットー・プレミンジャー監督作品として
「悲しみよこんにちは」「栄光への脱出」
「バニー・レークは行方不明」
を観てきたが、演出の旨味が感じられない
期待外れ作品ばかりで、彼は
あまり名匠とは感じられない監督だ。
この作品でも、マリリン・モンローの魅力
だけに乗っかったような、
何かと一貫しない安易なストーリーと
合成とスタントマンによる代役河下りシーン
の連続、
更には、画一的な先住民の背景的借用では
少しも映画世界に浸ることは出来なかった。
オットー・プレミンジャー監督作品は
以上おしまいと思ってしまった。
子供の頃テレビで何回観ただろう。酒場でギター片手に「River o...
子供の頃テレビで何回観ただろう。酒場でギター片手に「River of No Return」を物憂げに歌っていた色っぽいネェチャンが、後半ロバート・ミッチャムと一緒に子供を守りながら激流を漕いでいくたくましいネェチャンになって行く、マリリンのGood Bad Girl もの。
この作品、モンローが妙にシリアスだ。脱セックスシンボルを目指してい...
この作品、モンローが妙にシリアスだ。脱セックスシンボルを目指していた頃のようだ。個人的にはもう少しキュートな可愛くてウブなモンローが好きだ。
脱を目指してとはいうものの、そこはやはり映画としてはモンローの魅力に頼らざるを得ない。急流の筏で服が破れ下着姿、そこに容赦なく降り注ぐ水、当然ずぶ濡れのセクシーモンロー。
あー、私もモンローと急流すべりをして水をかぶりたい(笑)
そしてR・ミッチャムが如く彼女を肩に抱え家に帰りたい(笑)
まあ、そういう映画なのです。
マリリンの美しさに酔いしれる
男前なお父さんに、利発で可愛い小さな男の子、そして美しくセクシーな上にギターをつま弾き歌わせても完璧なチャーミングな女性。
魅力的な主演キャストに、もうこれだけでも観るものの心をつかんじゃっている、楽しい映画だと思う。
私的お気に入り見処は、セクシーなマリリンではなく、小さな男の子が寝付くように歌うなにげないシーン。
優しく慈愛に満ちたマリリンの表情が、とても美しいです。
white water rafting
人生において大切なものを守るためには、人は時に過ちを犯さなければならないのか。もし犯したら、もう元には戻れないのか。
激流の川を下る数日間の旅で、互いの本質を知るMattとKay。金鉱目当ての欲深い白人達、白人を狙う先住民達、そして大自然の厳しさが彼らを襲います。
エンディングが良いのでスッキリします。
こんなに濁流に飲まれる人生は嫌だけど…(^^;)
ザ・合成といった感じの映像もありますが、Monroeの歌とお色気炸裂でお腹いっぱいになります。
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