「今なら絶対4DX案件」帰らざる河 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
今なら絶対4DX案件
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Blu-rayで鑑賞(吹替)。
人生(時の流れ)を川に例えていて、なんと秀逸なタイトルだろうと思った。穏やかな時もあれば荒れ狂う激流に巻かれ、乱高下もあるのが人生だと投げ掛けるストーリーが、西部劇ならではの雄大な景色と共に描かれ情感を揺さぶられた。
見どころはやはり、「帰らざる河」を下りながら主人公たちの繰り広げる逃避行だろう。インディアンの襲撃を受けながら渦を巻く激流を筏で進むシーンは、今ならば4DXで観れば大興奮間違い無しのスペクタクル。手に汗握った。
マリリン・モンローの出演作を初めて観た。本作は、モンローがお色気一辺倒の路線から脱却し、演技派俳優への転換を図った作品らしい。演技学校で一から演技を勉強し直して撮影に臨んだだけあって、真に迫るものがあった。
だが彼女のセクシーな肢体を活かした演出は欠かせなかったのか、演技力一本で勝負するわけにはいかなかったようだ。それについて本人はどう思っていたのか気になった。これを機にマリリン・モンローの他の作品も観てみたい。
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