劇場公開日 1988年5月28日

「また困った映画を観ちゃったもんだなぁ。確実に言えることなど何ひとつないのに「確か」を10個も書いたレビュー(確か…)」外人球団 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0また困った映画を観ちゃったもんだなぁ。確実に言えることなど何ひとつないのに「確か」を10個も書いたレビュー(確か…)

2022年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

この映画の初見、VHSです。確か14インチのテレビデオで。
言うたら悪いんですが、こんな映画までDVDでリリースされちゃいないよ(確か…)
業界の人、みんなそんなに暇じゃないよ。
これね、レビュー書こうかどうしようか迷ったの。
内容をほとんど忘れてるんですよね…(^_^;
ネット検索しても、資料らしき物も見当たりませんし。
案の定、こちらにもレビュー書いている人いらっしゃいませんし。
でも、せっかくフライヤーもコレクションしてるんだから、ちょっと触れてみようと思って。

この映画、惜しいんですよ。
作り方によっては韓流『アストロ球団』になれたはずなんですが…
いかんせん、オシャンティーな“韓流”が来る以前の、カビが生えたように古びた韓国映画。
終始、ぬれおかきよりも湿っぽい愛憎劇がグダグダダラダラと長いです。長いよ!120分もあるよ!
ちょっと待ってくださいね、フライヤーからキャッチコピー拾ってみますね。
コリアン・エンターテイメント だとか
韓国野球純愛熱血巨編 だとか
「野球をとるか、愛をとるか、ひとりの女性をめぐって宿命のライバルがコリアン・シリーズで激突する!」
「韓国映画界のエース李長鎬監督の韓国野球純愛熱血巨編!」ってな感じでって威勢だけはいいの。
一個づつ分解・整理してみようか。
●エンターテイメント=絶対にちがう!
●韓国=そのまんま
●野球=ちょっと怪しいけれど、まぁパス
●純愛=これが余計な味付けに…
●熱血=言うほど熱血してなかった気が…
●巨編=120分だもんね…

まぁ、こんな感じ。
ありがたいことにフライヤー裏面にあらすじ書きがありました。

一人の女性・オムジを互いに愛し合ったヘソンとドンタク。2人はプロ野球へ。しかしヘソンは肩を痛め球団を追い出される。一方ドンタクは「タイガース」のスター選手に。球界を去ったヘソンの支えになったのは、オムジだった。ところがヘソンは「外人球団」へ。コリアン・シリーズで対決するヘソンとドンタク。だが、その時すでにオムジはドンタクと結婚していたのだった。ヘソンはオムジの愛を取り戻すために…。

うんうん、なんかこんなお話だったような気がしてきました。
この映画でかなりインパクトあったのって「ドンタク」って名前だったんですね。博多の?ソレジャナイ!
そしてドンタクさんのビジュアルが、どこからどう見ても“普通のおっちゃん”っだったんですよ。どこから見てもアスリートのそれじゃない。確かビール腹が痛々しかったと記憶しているです。
ヘソンの方も確か“生活にくたびれ切った”かのような、しょぼくれたの兄チャンだったんですよね。
ヒロインのオムジも、確かかなり“微妙”なルックスだったように記憶しています。
そんな三人を軸に織りなす、純愛?劇なの。
純愛?その味付けが本作最大の地雷に(笑)
主人公の幼馴染(じゃなかったっけ?)が、ライバルの妻になるとか、後の“NTR”物に通じるも要素があるかも。

タイトルの『外人球団』ですよ
「タイガース」を追われたソン・ビョンホ監督が韓国球界の外人(はぐれ者)6人を集めて地獄の特訓を行って、万年最下位球団「西部カウボーイズ」(笑)を破竹の50連勝させ(笑)コリアンシリーズで「タイガース」と対戦する…。と言うのが野球パートのお話。(ネット記事から引用・(笑)は付け足し)←だって!覚えていないし、資料なさすぎ!
おいおい、9人じゃなくて6人を?
あぁ、ちょっと思い出した。確か、孤島で両腕を木に縛り付けたまま担ぎ上げてランニングとかさせてた“地獄の”猛特訓のことね(笑)
思い出してきたぞぉ!確か、うちひとりは、靴墨で顔塗りたくったようにしか見えない、俊足の“ハーフ”がいたっぽいです。
ヘソンと靴墨以外の4人は…綺麗さっぱり忘れてるよ…(^_^;
確か?ヘソンはオムジのため、ドンタクの打球をあえて眉間で受け止めて絶命(?)しちゃうの。
チームは敗戦。確か?監督は力尽きてバタリと倒れ。(死んだ?)
そんな激闘を目の当たりにしたオムジは、確か?精神崩壊(?)しちゃうの。

確かそんなお話。
終ってみれば全く救いがない、情念どろっどろのお話なの。

判断推理問題の解答のように確実に言えること。
オムジって、どうしようもないビッチだったということですわ。
ラストざまぁwですわ!

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野球十兵衛、