「【”赤ちゃんが欲しいの”ゴダールってラヴ・コメディも作ってたんだ!ジャン=リュック・ゴダールのミューズであったアンナ・カリーナの魅力に魅入られる作品。】」女は女である NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”赤ちゃんが欲しいの”ゴダールってラヴ・コメディも作ってたんだ!ジャン=リュック・ゴダールのミューズであったアンナ・カリーナの魅力に魅入られる作品。】
■ある日突然、子供が欲しくなったキャバレーの踊り子・アンジェラ(アンナ・カリーナ)。
彼女は同棲相手のエミール(ジャン=クロード・ブリアリ)に「24時間以内に子供を作りたい!」と訴えるが、全く取り合ってもらえない。
そんな2人の間に、以前からアンジェラに気があるアルフレッド(ジャン=ポール・ベルモンド)が加わり、話は面倒になってくる。
◆感想
・ミュージカルのようで、ミュージカルにしては、曲がブツブツ途切れたり、相変わらずのゴダールの実験的なお遊びが見られるが、今作は比較的見やすい作品である。
・エミールとアンジェラがベッドの上で、本を使って喧嘩するシーンや、アンジェラの目玉焼きをポーンと空中に放り上げ、用を済ませるとフライパンで受け取るシーンも遊び心に溢れているし、センスが良い。
<今作は、ゴダールのミューズであったアンナ・カリーナの魅力が詰まったラヴ・コメディである。>
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