乙女座殺人事件
劇場公開日:1989年5月13日
解説
ニューヨークをゆるがす連続殺人事件と、それを捜査する人々の人間模様を描く。製作はノーマン・ジュイソンとエズラ・スワードロン、監督はパット・オコナー、脚本はジョン・パトリック・シャンレイ、撮影はイェジー・ジーリンスキー、音楽はマーヴィン・ハムリッシュが担当。出演はケヴィン・クライン、メアリー・エリザベス・マストラントニオほか。
1988年製作/アメリカ
原題または英題:The January Man
配給:MGM映画=UIP
劇場公開日:1989年5月13日
ストーリー
大晦日のニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンの群衆の喧噪の中で、今回で11件目になる連続絞殺事件が起きた。イーモン市長(ロッド・スタイガー)は、その被害者アリソン(フェイ・グラント)が殺される直前まで、娘のべルナデット(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)と一緒だったことにシヨックをうけ、この事件の特別捜査官に、2年前の収賄事件で警察を辞めざるをえなかったニック・スターキー(ケヴィン・クライン)を任命する。彼は現在の市警本部長フランク(ハーヴェイ・カイテル)とは兄弟であったが、フランクの妻クリスティン(スーザン・サランドン)が、2年前までニックの恋人であったこともあり、2人の仲は険悪だった。またニックは、収賄事件の鍵となる小切手の行方を彼女が知っている、と疑っていた。彼は友人で画家のエド(アラン・リックマン)を助手につけ捜査を開始するが、アルコア警視(ダニー・アイエロ)ら周囲の反応は冷たかった。ニックはふとしたことから愛しあうようになるベルナデットの協力を得て、この事件を分析してゆくうちに犯行は毎月素数の日に起きることから、次は1月5日に事件が起きることを割り出した。ところがその前日の4日に絞殺事件が発生、犯人は自殺するが、ニックは一連の事件とは無関係と確信していた。果たして翌日、ニューヨークの俯瞰図から犯行のビルが乙女座の型をとっていることを知り、次の犯行のビルを割り出したニックたちは、ベルナデットの首にコルセットを巻き囮となってもらい、無事犯人を逮捕する。と同時に、クリスティンから収賄事件の小切手を受けとり晴れて無実の身となったニックはベルナデットと結ばれるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- パット・オコナー
- 脚本
- ジョン・パトリック・シャンレイ
- 製作
- ノーマン・ジュイソン
- エズラ・スワードロウ
- 撮影
- イェジー・ジェリンスキ
- 音楽
- マービン・ハムリッシュ
- 編集
- ルー・ロンバード
- 字幕
- 岡枝慎二