「今ならバッドエンド」男が女を愛する時 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
今ならバッドエンド
九十年代だからこそのハッピーエンド、アル中って題材があるにしても、基本的には男女である夫婦の物語、その関係性が難しい。
愛することよりも理解することの重要性、相手が何を求めているのか、時には独りよがりな虚しい思い。
夫婦間の問題をシビアに描けている、最近だと「マリッジ・ストーリー」や「ブルーバレンタイン」の先駆的作品とも?序盤はアンディ・ガルシアがマフィアとか危険な男にしか見えない風貌で、徐々に良い父親であり旦那でもある、彼の何が悪いんだぁ?と感情移入してしまう役柄がたまらない。
依存症の問題がありながらも、シンプルに男女の関係性の難しさ、修復するための行動など、普通に過ごす夫婦やカップルにも共感出来る事柄が詰まっている作品だと思う。
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