「すごく面白い」オズの魔法使 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごく面白い
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脳のない案山子、心のないブリキ人間、勇気のないライオンという大きな欠落を抱くキャラがドロシーと旅をするみたいなのはなんとなく知っていたのだけど、どんな物語なのかぼんやりした印象しかなかったため、その全貌をようやく知ることができた。
脳のない案山子と言ってもけっこう知的だし、ブリキ人間も詩や芸術をたしなむ感性がないと悩んでいたけど、かなりエモーショナルだ。ライオンも単に気の持ちようだ。
音楽や歌がとても楽しいし、話も面白い。カラーだし、第二次世界大戦が開戦した年に制作されていたとは驚異的でこんな文明の進んだ国に日本が勝てるわけがない。
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