エントラップメントのレビュー・感想・評価
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【スタイリッシュな二つの盗みのシーンや、2000年問題を絡めた大怪盗と美人保険調査員が繰り広げるサスペンスアクション。キャサリン・ゼタ・ジョーンズのコスチュームシーンは堪りません。】
■ニューヨークでレンブラントの名画が盗まれる。保険会社の調査員・ジン(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は更に、中国の金の仮面を餌にしてジンは大怪盗マック(ショーン・コネリー)をわなに掛けようと、自らも同業者と偽ってマックに近づくが正体を知られてしまう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭のレンブラントの絵画のジンによる盗みのシーンや、中国の金の仮面を盗むために張り巡らされた赤外線を赤紐で想定して、何度も赤外線を潜り抜ける練習をジンが、マックの指示で行うシーンは、ダブルスタントもあるかもしれないが、若きキャサリン・ゼタ・ジョーンズの魅力が炸裂している。
・ミッション・インポッシブルの第一作目を参考にしたかのような、スタイリッシュさと、若きキャサリン・ゼタ・ジョーンズの身体の柔らかさや、しなやかな運動神経にも、ビックリである。
・白髭のショーン・コネリーも、流石にアクションシーンはないが、貫禄タップリで大怪盗を魅せてくれるのである。
<最初はお互いに騙し合っているジンとマックなのだが、徐々に二人は年齢差を越えて、FBIを出し抜くラストなども、良いモノでございます。>
cool phrase
"First we TRY then we TRUST."
昔も観た映画で今回、テ◯東午後のロードショーで久々に見かけて見返してみました。学生だった頃はとにかくアクションがかっこいいと思い、今回は台詞がかっこいいと思った。学生時代の映画をたまたま観れて懐かしい気持ちもあり、嬉しかった。
スパイ+ラブ
キャストの豪華さには申し分なしですね。
スパイものだけど、人間模様をうまく絡めていて展開に飽きがなくラブストーリー色も強い作品でした。
さすがに時代を感じるというか、2000年問題を組み込んだ作品もあったんですね。
とはいえ、今見ても通じないほどの違和感はありませんでした。催涙ガスはマスクなしで我慢できるんかい!というのはありますが。普通涙と鼻水でぐしょぐしょになりそうですけどね。そこは突っ込むの野暮ということで。
セキュリティ突破にセクシーさを絡めるというのはアイデアだなあと思いました。
(クレーマー気質な昨今ではこの表現に賛否あるかもですが)
タイトルなし(ネタバレ)
凄腕物取りと保険調査の2人がタッグを組んで盗みを働く。しかし本筋は2人のロマンティックな恋模様にある。
ショーンコネリーは腕はピカイチなものの、歳も歳で弱々しさを時折見せる。そんな彼が、タフネスであり、気品もあるゼタさんのセクシー赤外線かい潜り(線がないと前衛ダンスのよう)をまじまじと見つめる様は笑える。
他のスパイ物のように、自信やギラギラ感が薄いため、2人の言動の端に見え隠れする恋慕が心温まる。
最後のショーンコネリーの悲哀の表情はとても引き込まれた。
派手なやりとりはそんなにないものの、どこか好きになれる作品である。
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