エルム街の悪夢2 フレディの復讐のレビュー・感想・評価

監督は1作目の良さを理解していない
フレディに乗っ取られるとかいうクソ設定
誰を応援して誰を怖がれば良いのか分からない

そして怖くない
1作目のホラーシーンは不気味で強烈だったが
2作目はただキモいだけ

ご存知フレディ・クルーガーが大暴れする『エルム街の悪夢』シリーズの第2作。
前作から5年後のエルム街が舞台。エルム街に引っ越してきて以来、悪夢に苦しめられている青年ジェシーに、フレディの魔の手が迫る…！

前作では夢の中で殺人を犯す怪物フレディ・クルーガーの恐怖が描かれていたが、今作ではフレディに体を乗っ取られる青年ジェシーの恐怖の体験を描いている。
前作との差別化を図ったのだと思うが、結果としては盛り上がりにかけるといった印象か…

着眼点は良いと思うが、前作のようなフレディのめちゃくちゃな殺人アクションが見れず、ストーリーとしても単調。
前作に漂っていたエロチックな雰囲気もあまり感じられなかった。
だが、中年男性のコーチが裸にひん剥かれて殺されるという誰得なサービスシーンあり。その他にも男性陣の露出がやけに多いのは監督の趣味？

グロテスクな描写には時々ドキッとしたが、フレディの恐ろしさがあまり伝わってこなかった。殺し方もシンプルで面白味がないかなぁ。

何より、前作のフレディには「夢の中でしか行動が取れない」という制限があり、それが映画の良いエッセンスになっていた。
しかし本作ではフレディがジェシーの身体を乗っ取りパーティー会場で大暴れ。
フレディの恐ろしさとはそういうことじゃないと思うのだが…

前作と比較するとパワーダウンしたかなぁ。映画としても、悪くはないが普通の出来といった印象です。

　ホラーの主人公はやっぱり女の子じゃなきゃ盛りあがらないなぁ～などということを証明してしまったかのような続編。一応ガールフレンドのリサはいるのですが、後半活躍してくれたおかげでなんとか緊迫感を保てました。

　スクールバスで住宅地から砂漠へ暴走、尖った岩の頂上に置き去りにされたバスの運転手はフレディだ！夢から覚めるとフレディの指の刃からトマトを切る包丁へと映像が変わる。なかなか凝った序盤映像でした。

　悪友といつも腕立てふせの罰を与えられる主人公。ちょっと青春映画っぽい。ある日、コーチが殺されたのだが、殺した記憶があるジェシー。今回の続編は、フレディに襲われるよりもフレディに変身してしまう恐怖が強い。しかし、腹を割いてフレディが登場するなど、パクリが多いのは残念。ネズミ、インコ、犬、ヘビなどの小動物が多いことも恐怖を半減。人面犬はちょっと怖いかな・・・