「より美しく、より大胆に」続エマニエル夫人 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
より美しく、より大胆に
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ポルノ映画の根本を変革した歴史的名作の第2弾。
舞台をバンコクから香港に移し、序章では受け手で戸惑いが強かったエマニエルが、性に目覚め、ルームメイトのパイロットや夫の友人の娘etc.若者達に対して、常に積極的に快楽へと導いているのが衝撃的であった。
特に夫妻と友人の娘が訪れたジャカルタにて、ケチャの余韻が響く中、3人で夜のベッドに溶け込む場面は、欲望の爆発が美しく昇天し、観る者を圧倒させる。
世界的ヒットに勢いづいたシルビア・クリスタルの色気が一層、香しく、脂が乗っており、3部作の中で最高傑作と評しても過言ではなかろうか。
最後に短歌を一首
『海渡る 色香に噎(む)せる 蝶の舞 針に花びら 翡翠の重なり』
by全竜
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