エネミー・オブ・アメリカのレビュー・感想・評価
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ずば抜けた利口か?大馬鹿か?
監督:トニー・スコット×製作:ジェリー・ブラッカイマー×主演:ウィル・スミス。
1998年公開、監視社会の脅威を訴える作品。
この20年で、町中に監視カメラが設置され、指名手配犯などは、かなり早く捕まるようになった。でも、20年前から技術的にはこんな監視が出来たとは…
と、テーマは監視社会のようだけど、この作品はサスペンスアクションとして秀逸。特に、ラストの収め方がお見事(^^)b
個人的に大好きな作品です。
なにげに、キャスティングも豪華(^^)b
情報監視社会への警鐘‼️
情報化社会のプライベート監視法案というありそうな設定でアメリカの監視部門NSAに関与する政治家が反対勢力の政治家を抹殺する。
野鳥監視する人がうっかりその映像を撮影。
それをタレ込もうとするが、諜報機関であるNSAに突き止められ、追われ逃亡中に死亡。
その逃亡中に友人である主人公弁護士に映像のメディアを託す。
その事も発覚し、主人公のウィルスミスの逃亡劇。
さすがに捕まり、弁護士での案件であるイタリアマフィアがそのビデオを持っているとし、マフィアとその政治家を撃ち合いに仕向け、無事に逃げ切る。
超監視社会への警鐘の内容。日本もこうなりつつあるのか?
うっかり、2回目の視聴。
家族が味方で心強い
いい奥さんでよかった。外堀をせっせと埋められどんどん不自由になっていく主人公がかわいそうだった。そんな中、心強い協力者と出来た嫁に支えられながら最後はなんとか自分で解決する。キャストとストーリーが最高。元浮気相手の子が残念だったね。
98年作品
公開から20年近く経つ。こういったハイテクを駆使したチェーシングは幾度となく、様々な映画で試されることになったが、これは金字塔。少し派手だが、早い段階で情報監視に関する問題提起をした社会的意味も大きい。そして何よりも展開が楽しい。最後のオチは逆にハイテクに頼らない秀逸なもの。主演のウィルスミスは脂が乗り切っている。NSAの悪役は全て顔を覚えているといって良いぐらい見事なキャスティング。いつ観ても途中で止めることができずに最後まで観てしまう。
まずは恐怖。政治目的の暗殺、そしてそれが発覚せぬよう執拗な監視、追...
まずは恐怖。政治目的の暗殺、そしてそれが発覚せぬよう執拗な監視、追跡。今も普通にあるのだと思う。共謀罪が成立した我が国ももはや他人事ではない。権力者たちがこの映画のような利用法をしたとしたら…いやそれはもうきっとどこかで行われているに違いない。そう、もう逃げ場はない。
この映画、そんな恐怖から間一髪で逃れていく男の話。ウィル・スミス演じる主人公、そして中盤からは脇をジーン・ハックマンが固める。二人の共演がピタリとハマり、スリリングな展開から目を離せない。
そしてクライマックス、なるほどそう来るんだ。いかにも映画らしいエンディングもなんともお見事。サスペンス好きには見逃せぬ作品です。
特定秘密保護法の参考映画
特定秘密保護法に賛成するとこういった社会になってしまうのではないかと思うと恐ろしい。なんでもすぐ丸裸にされて、いいように情報を操作されて、変な評判を立てられて失職させられたり嫌われ者にされてしまう。
あまりにカメラの追跡が素早すぎるし、画像を立体化してカメラを回り込ませるような技術もすごい。さすがに今はまだ無理だと思うけど、近い将来可能になりそうだ。
そうなったらこの映画でのジーン・ハックマンのように情強で、こそこそ暮らしていないと怖くてしかたがない。
おもしろい!
退屈なシーンがほとんど無かった。ひょんな事から巻き添えをくらったディーンが次から次へと難を逃れるところがとても楽しい。同時に、いつも誰かが自分を見ていると考えたらとても怖くなる。環境的な意味以外にも、人間によるテクノロジーの進化が、人間の破滅をもたらすのかも。作中でもレイノルズは自分がやったのと同じ方法で仕返しされてるし。オチも「なるほど」って感じで良い。にしてもみんな最悪の巻き添えだね(笑)
メッセージ性が強い
つい先日に元CIAが米政府の個人情報収集暴露など騒がれていたが
なんともタイムリーな映画。
約2時間緊張しぱっなし。伏線も上手く活かされていて見ていて飽きない。
序盤の嘘の情報などで追いつめられる主人公の姿は
見ていてあまり気分は良くないが終盤からの盛り上げは最高。
日本でも通信傍受システムエシュロンの存在であるといわれており、
個人情報収集はアメリカだけではなく、
我々日本も関しては決して他人事ではない。
悪者はもっと苦しむべきだ!
むか〜し昔、【スパイ】的な職業に憧れ的なものを感じていたのを思い出した作品。(笑)
変な機械使ってピピッ〜っと暗号を入力してっと…。
まぁ遠く昔の話でそんな死と隣り合わせの恐ろしい世界なんて触れたくもないと思う現在の私。
しかしこの作品でのことは、今の世の中容易いことなんですよね、、。便利になった反面…怖いなぁ…関わる事もないだろうけど。←ってのがこの主人公の話しだけど(笑)
リアルにFaceb〇〇kやらTwitt〇〇やらですら…怖い話しがあるし、本当身近な問題なのかもしれない…。
作品は結構ハラハラドキドキできて楽しめたんだけど…
結末が…あっけなさすぎるかなぁ…。あんなに頑張って逃げて、うま〜い事こじつけたけどズバーンで終了。
ん〜。もっと悪者に苦しんでほしかった(笑)
陰謀もの大衆娯楽アクション
この映画は当時可決されつつある法案の問題点を描いたものであった
現在はすでに可決され「愛国者法」になっている
ハードな内容の中にコミカルな展開
伏線がしっかり回収される
元NSA技官のブリルが登場してから繰り出される
技術的な様々なアイディアには心躍る
よくできた作品である。オチも良い
演技・主題・物語が高次元でうまくバランスされた秀作
総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
監視社会という物語の主題もいいし、それに巻き込まれて戦っていくウィル・スミスのスピード感のある演技とジーン・ハックマンのしぶとい屈折した演技もいい。そういえばジーン・ハックマンは以前にも盗聴を主題にした映画「カンバセーション 盗聴」で同じような役をやっていたが、今回のほうがよりプロらしく用心深い。また技術的な背景がいっぱい出てきて、どのようにハイテク技術が我々を監視し使用されているかというのが怖いながらもおおいに興味をそそられる。
最後に作戦が失敗して追い込まれた二人だが、それでも諦めずに異なる二つの事件を関連させて望みの薄い賭けに出るところも奇抜で面白い。ちょっとその賭けが都合よくいきすぎかなとも思うが、それはよしとしよう。
しかしこれだけハイテクな監視体制を国家規模のシステムで確立されてしまうというのは、国家の安全といういい面もある一方でやはり怖いことだ。今回のようにその情報をどう悪用されてしまうかわかったものではない。これは映画だけの話ではなく、アメリカ・イギリス等が運用している通称「エシュロン」という監視システムが世界のあらゆる通信を監視しているというし、私たちの通信もすでに盗聴されているのだろうと思うとやはり怖いことだ。しかしそれが技術の発展と共に現実のことになっているのだろう。
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